2002/10/5
来週のJr選手権、対帝京大戦に向けスカッと勝利を収めたい早大であったが、この日は完全に空回り。 開始3分にインターセプトからトライを許してしまうと、その後は攻め込みながらも相手を崩し切れない苦しい展開。FWがランナーに立てず、サポートも遅れノットリリースを連発した。こんな状況に追い討ちをかけたのが不用意なミス。何とか2トライを奪い迎えた前半32分、WTB正木健介(3年)がまさかのインゴールノックオン。この直後、ミスしたこぼれ球から相手WTBに80mを切り返されると、37分にも再びインターセプトからトライを献上。引き離したはずのところから一気に逆転されるという最悪の展開で前半を終えた。 後半に入っても動きは変わらず、苦しい展開。敵陣に居座りながらもトライが奪えず、ズルズルと時間だけが過ぎていった。いつ相手に流れが行ってもおかしくはなかったが、ここで自慢のスクラムが威力を発揮。ミスから生じた相手ボールスクラムをことごとくゲットし、何とか攻撃権だけは保有し続けた。 ひたすら我慢の展開を打ち破ったのは練習を重ねてきたサインプレー。22分、ゴール前でペナルティーを得ると、ラックの連取から素早く展開。最後はフランカー宮田昇(1年)がインゴールに飛び込み、やっとの思いで同点に追いついた。続く28分にWTB正木がインゴールノックオンを取り返すトライを挙げると、ここからは一気呵成。力の差を見せつけるように立て続けに3トライを奪い何とか相手を引き離した。 勝利こそ収めたものの、「ダメだなこのゲームは」と清宮監督は厳しい表情。Jr選手権制覇へ向け、課題ばかりが残ったゲームと言えそうだ。<HP委員 疋田拡>
<ゲームキャプテンを務めたSO古庄史和(4年)> 「今日はひどかった。前半、個々が前に出れずブレイクダウンのところで後手を踏んでしまった。最初はもっとガチガチ前に出るようなプレーを選択するべきだった。外にいくサインを出してしまったのは失敗。ミスの後の意識が低かった。インターセプトされたのは僕のせい。後半は意識して前に出るようになった。倒して絡むことを狙ってきた相手に対してなかなか倒されなくなった。最初からもっとガツガツさが必要だった。ミスが多かったけどスクラムに助けられた。今日はメンバーも変わってうまくいかない部分もあったけど、そんな中でも勝てたのは大きい。当面はJr選手権の優勝。その先にAチームがあればいいと思っている。セコムに負けてからチームの状態が落ちているけど、来週はスローガン通りに圧倒できるようにがんばりたい。自分は日々がんばるだけです」 |
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