2002/11/30
雌雄を決するセカンドフェイズにふさわしく、開始から一進一退の白熱した試合展開。『継続』のワセダと、『タックル』の法政。双方が持ち味を存分に発揮し、5-5のイーブンで前半を折り返した。 後半に入ると試合はますますヒートアップ。互いのプライドがぶつかり合い、何とも言えない緊張感が漂った。 この息苦しいほどの均衡を打ち破ったのが、「きんにくん」の愛称で親しまれるWTB池上真介(1年)。入替え直後の12分、ラインアウトの仕掛けから大外でボールを受けると、マークを交わし一気に加速。追いすがる相手FBのタックルも見事に外し、インゴールへ飛び込んだ。一瞬で相手を抜き去るスピードとタックルをものともしない強靭なパワー。誰もが舌を巻く見事なトライで流れを完全に引き寄せた。 このトライを皮切りにワセダはお得意のトライラッシュを開始。28分までの間に立て続けに4トライを挙げ、相手を一気に突き放した。この後2トライを許したものの、43-17と完勝。昨シーズン果たすことができなかったジュニア選手権優勝、そして何より明日の早明戦へ向け、ワセダの勢いは増すばかりだ。<HP委員 疋田拡>
<流れを変えるトライを挙げた「きんにくん」こと池上真介> 「周りからも言われていたので、流れを変えてやろうと思っていました。トライの場面はとにかく必死で何も考えていなかった。(いいタックルもあったけど?)全体的には狙って入ることがあまりできなかったので、ちょっとよくなかったです。今日は法政が前にでてきていいタックルをしていたので、厳しかった。外から見ているときは少し心配でした。自分としてはWTBよりもCTBの方が好きです。CTBの方がボールに触る機会が多いし、僕はキック処理が下手なので(笑)。自分にはCTBの方が合っていると思います。初めはスピードがあまりなかったですけど、3人ヘッドとかをやっているうちにだんだん出てくるようになった。自分は色気のあるプレーとかはできないので、タテにいくとかできることをシンプルにがむしゃらにやっていきたいです。隆道や青木に自分もついていけるようにがんばりたい」 |
ニュース新着情報
Instagram公式Instagram
Twitter公式Twitter
Facebook公式Facebook