2003/1/31
サントリー・土田監督ワセダを語る
1月31日、大学選手権終了後初めて、王者・サントリーとの練習を行いました。アップをかねたタッチフットの後、FWはスクラム練習。マイボール、相手ボールを合わせて約30本ほど組みました。社会人相手の日本選手権ではセットからの球出しがもっとも重要となるため、選手たちの顔も真剣そのもの。サントリー・土田監督の熱血指導もあり、激しく、熱気むんむんの練習となりました。リコー戦ではこの日のスクラム練習の成果がでるはずです。 一方のBK陣はダミアン・ヒルコーチ指導の下、基本スキルを繰り返し行いました。日頃は外国人コーチに触れる機会はあまりないため、こちらも意味のある練習になりました。サントリーBKはさすがにうまくて、速いです。 最後の締めは15人対15人のアタック&ディフェンス。チャンピオンチーム・サントリーが相手ということもあり、いつもどおりとはいきませんでしたが、山下主将が抜群の切れで防御網を切り裂くなど、随所にいいプレーがありました。 2時間余りの練習後には、サントリーの選手からアドバイスを受ける光景が。清宮監督曰く、「プロップは皆家族」。『ワセダ躍進の陰にサントリーあり』。そのことを改めて感じさせる、とても有意義な一日でした。 ワセダはまだまだ燃え尽きていません。山下主将が常々口にしています。「ワセダはこれまでひとつたりとも勝ちを捨てた試合はない」と。リコー戦ももちろん本気で勝ちにいきます。2月9日は是非秩父宮に応援にきてください。
練習後、清宮監督が「一番影響を受けた」と言う、サントリー・土田監督にお話を伺いました。
Q、ここ2年間練習をしていて、土田監督の目にワセダはどのように映りますか A、確実に強くなっている。チームとしてはもちろん、ひとりひとりも強くなっている。最初の頃は力負けしていたけれど、月に2回練習する毎に力強くなっている。FWだけでなく、BKもそう。みんな体つきが変わった。昨シーズンと一番変わったところは接点の強さ。
Q、ワセダ側にはサントリーと練習するメリットはたくさんありますが、サントリーから見て、ワセダと練習するメリットはどんなところですか A、他のチームとやることでサインプレーのチェックができることが大きい。ラインアウトにしてもバックスにしても、AとBでやるとどうしてもサインが分かってしまう。ワセダと練習すると、このサインプレーは使えるなということが分かる。あと一生懸命プレーしている姿を見ると、うちもがんばらないとという気持ちになる。ラグビー仲間としてそういう部分は大事なこと。
Q、土田監督から見て、清宮監督はどんな監督ですか A、すばらしい。学生が尊敬して、信じているのが分かる。
Q、清宮監督は「土田さんにはよくサインプレーを教えてもらう」と言っていますが A、清宮とは会社でよくラグビーの話しをするよ。学生の試合を見る機会はあまりないけど、「ワセダのこういうところが足りないんじゃないか」とか、「こういうプレーはどうか」ということは話す。あとは清宮が決めることだけどね(今シーズンもあるビッグゲームで土田監督から授かったサインプレーを起点にトライを挙げています。どのトライでしょうか?後はご想像にお任せします)
Q、清宮監督のメディアへの露出が増えています A、ワセダを建て直した監督だからね。そのことでラグビー人気につながればと思う。
Q、この2年間で清宮監督の変化を感じることはありますか A、前よりもラグビーに対する自信が感じられる。芯がしっかりしたと思う。
Q、ワセダは次戦リコーと対戦します A、やはり社会人の方が強さがある。ただ、ワセダもスクラム、ラインアウトから1メートルでも前に出られればトライを取るチャンスがあると思う。ディフェンスをがんばろうというのではなく、トライを取られても取り返す展開を目指せばおもしろい。
Q、リコーに勝てばサントリーとの対戦が実現しますが A、特には意識してないよ(笑)。 |
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