いやー、長かったー。10月8日、午後12時過ぎ、10時間を越えるフライトを経て、無事に最初の目的地である、メルボルンに到着しました。フィットネスには絶対の自信を持つ、我等がラグビー部もさすがにみなテロンテロンです(笑)。
成田を飛び立つ前は、ワセダが誇る最強ツートップ・山田智久(ちなみに前回の英国遠征時もMVPに輝いた遠征男)、吉永将宏のふたりが外国人相手にも笑いを取りまくるなど、絶好調だったのですが…(このふたりはもはやインターナショナルです)。時差がないとは言え、やはり長時間のフライトは堪えます。バンカラと思われがちなワセダですが、我がラグビー部は育ちのいい者が多いらしく?多くの選手がほとんど眠れなかったようです。経由地・シドニーに降り立った際のあのだるさは言葉では言い表せません。「こんな所では眠れる気がまったくしねぇ」と言い放った変人・曽我部君と甲子郎は機内の最後尾に陣取り、夜な夜なその場に居合わせた外国人女性と意気投合していました。スーパールーキーここでも恐るべしです。
メルボルン到着後、リカバリーを目的とした練習を2時間ほど行いました。「練習なんてできるわけねぇ」と口を揃えていた選手たちも、いざトレーニングが始まると、若さと勢い、そしてテンションでカバー。曇り空を吹き飛ばすように、明るく元気にグラウンドを駆け回りました。
この日の名言は、この4年間で実に5回目の海外遠征となる主将・大田尾が曽我部に言った一言。「おい、曽我部、お前おもしろいことしようとしなくていいから」。天才、いや、変人はオーストラリアでも全開のようです。ラグビー王国の空気を吸うだけで、みんなのスキル上がったりしないかなー。
嘘と思われるかも知れませんが、メルボルンはとにかく寒い!この日の最高気温は14度で、夜などは早明戦の時期を思わせるような寒さです。凍えるとはこのことです!。何か騙されているような気が…。みんなウェアを後悔しているはずです。メルボルンには一日の内に四季があると言われているそうですが、滞在する向こう4日間の天気は雨…。ちょっとがっかりです。
そう、がっかりといえばかわいいコアラ。僕たちが滞在するヴィクトリア州では何と、コアラを抱くことができないそうです。楽しみにしていたのに…。あー、残念。
ともあれ、やはりオーストラリアはラグビー一色。至る所で「お前たちはラグビーチームか」と暖かい?声を掛けられます。さすがはラグビー王国です。そういえば、カンタス航空を降りる時に「ひょっとしてお前らはチェリーブロッサムか?」と聞かれ、冗談で「イエス」と答えてしまいました。信じていたりしないよね?日本代表のみなさん、ごめんなさい。スコットランド戦は、一生懸命応援します!ちなみにこの遠征の合言葉は「がんがんいこう!」です。色んな意味でね。
更新が遅くなってすいません。ホテルのネット環境が整わないもので…。写真は帰国後死ぬほどアップしますので、どうかご勘弁ください。また、ワセダクラブHP上では清宮監督の日記が公開されます。こちらもご期待ください