心を込めて、ありがとう!3月4日、ワセダのすべてがぎっしり詰まった聖地・上井草にて『大田尾組』追い出し試合を実施。ありったけの感謝を込めた誠意一杯のおもてなしで、4年生に別れを告げました。
まずは去り行く『大田尾組』と、次代を担う『現役ワセダ最強チーム』が「本気で」対戦(20分1本勝負)。「現役チーム泣きの1回」の伝統を覆すかのように、『現役ワセダ最強チーム』が『大田尾組』を倒してしまいました…。
中でもCTB今村雄太が見事なチェンジアングルから決めた規格外のトライには、『大田尾組』も呆然(CTBを務めた内藤晴児、吉田政行も思わず熱くなったとか、ならないとか…)。「お前、分かってるんだろうなってあれだけ脅しておいたのに…」(主務・田原伸洋)。おいイマムー、少しは先輩に気を使いましょう!
しかし、この強烈なパフォーマンスも「手を抜かずに精一杯やろう」(副務・小島浩之)という後輩からの贈り物。「現役チームは強かった」(田原)。これで『大田尾組』も安心して?引退できるはずです。
プライドを懸けた?ガチンコ勝負の後は、それぞれ学年ごとに対戦。大田尾竜彦のFB(1年時以来、懐かしいです)、スクラムマーシーン・屋比久健のWTBなど、普段とは違うポジションで後輩との最後のラグビーを楽しみました。やっぱり追い出しには、笑いの絶えない、明るく楽しい雰囲気がよく似合います。
そして『大田尾組』対1年チームのフィナーレでは、4年間チームを支えたマネジャー・北野円香が指1本触れさせずに1年生をごぼう抜き。見事なトライで激動の4年間に華を添えました。大変なお仕事、お疲れ様でした!
最後は今年1年チームの先頭に立ってきた『ワセダの顔』・主将・大田尾竜彦の下に集合して、お開き(キャプテンフラッグの下に集まるのはこれで本当に最後です)。「4年生と最後のラグビーを楽しめた。やっぱり寂しいけれど、ジャージーにも色々メッセージをもらったし(下級生がジャージーに贈る言葉を書いてもらうのが伝統です)、今日はいい思い出になりました」(小島)。
NZUからの単独チーム初勝利、ワセダ現役チーム初となるケンブリッジ大撃破、対抗戦3年連続全勝優勝、命を懸けた関東学院大戦、そして記憶に新しい日本選手権…。数々のドラマ見せてくれた『大田尾組』、たくさんの感動をありがとう!そしてお疲れ様でした。
カレンダー既報通り、平成15年度予餞会は3月10日に開催する予定です。新主将等、来シーズンの体制は予餞会後発表致します。