上井草グラウンドは1月8日・決戦の日に向け、緊張した雰囲気に包まれています。
寮で暮らしていても、特別な空気を感じます。荒ぶる戦士たちは、8日までの一日一日、一秒一秒を大切に全力で走り続けています。
このような空気を作るのはAチームだけではありません。144人のワセダ全部員です。この時期、下のチームは「ゲバ」に命をかける。というのも、この「ゲバ」は下のチームにとってはおそらくシーズン最後の試合・・。4年にとっては「ワセダラストゲーム」‥
6日は、D対Eのゲバが行われました。
4年の言葉です・・「俺らはAチームの決勝のために戦うわけじゃない。頭がおかしいと思われるかもしれないが、俺はまだ8日の決勝をあきらめていない。上のチームの奴らを全員ぶっ倒して、8日の赤黒は俺が着る。今日、死んでもいい。この試合に全てをかけろ!」
この4年の言葉を聞いて、皆さんはどう感じるのでしょうか?実際、Eチームの選手がこの試合で、8日の試合のメンバーに選ばれる可能性は1%もない。しかし、これがワセダなのです。
その4年は試合後に涙ながらに言葉を続けました。
「ワセダである以上最後の最後まで赤黒をあきらめてはいけない。膝の靱帯を切りながら、肩を外しながらやっている4年、下のやつがいる。4年がみせる狂気、それがワセダだと思う。下の奴らがいつでも狂気をもって、上のチームの奴らを倒して、自分が赤黒を着ることを目指す・・それがワセダだ。忘れるな。あきらめるな。必ず赤黒を着ろ。」と。
副務部屋では「4年の想い」というものを取り上げることが多いですが、それほど、ワセダの4年とは大きな存在なのです。
さて、本日、7日は「B対C」のゲバ。4年の狂気に注目してください。キックオフは12時です。14時からのAチーム試合前練習を見る方、ぜひ、2時間前に来ることをお勧めします。「ワセダ」を見てください!