中竹ワセダ・『東条組』いよいよ始動―。例年よりちょっぴり遅い3月19日、上井草にて2006年ファーストミーティングを実施。伝統の継承、新たな歴史の創造へ、新生ワセダが第一歩を踏み出しました。
まず、中竹新監督が学生たちに訴えかけたのは、本気で向かい合うという覚悟。「俺は素晴らしい魔法をポーンとあげるのではなく、みんなと一緒に作っていこうと思っている。そのためにはコミュニケーション。何かあったらドンドン言ってきて欲しい。直接俺に言ってくれて構わないから。何かあったら本気で言ってくれ」…。これぞ中竹新監督の流儀。学生と本気で、正面から向かい合う―。「みんなやる気にみなぎってますよ。僕たちも本気で向かい合うために、もっともっと真剣に、自覚を持って考えないといけないです」。東条主将が決意に満ちた表情でそう語ったように、ワセダには確実に中竹色の血が流れ始めています。
そして、近代ラグビーの傾向、2005年チームの長所・短所を的確に説明した後、中竹監督が掲げた「2006チームターゲット」は、・『荒ぶる』の獲得(これは絶対、絶対です。本気で歌います)、・打倒・社会人トップ3(中竹監督が挙げた3つのうちのひとつは『清宮サントリー』!)。そのためには、まず春、夏で昨年のチームを超えること。FWは夏までに追いつき、BKは更なる進化・発展を。「強い者が生き残るのではなく、変化した者が生き残る。それはどんな組織でも一緒。強い人は必ず変わっている」―。中竹監督が例に出したのは、あのダーウィンの進化論。他校がどんなに追いすがってこようとも、ワセダはそれを上回る変化・進化で、勝ち続けます! 『清宮ワセダ』も変化・進化し続けた5年間でした。これはワセダの伝統です。
『荒ぶる』の獲得(とにかくこれは譲れません)、打倒・社会人トップ3。これら明確なターゲットを達成するため、最後に中竹監督が提示したスローガンが、『 極 』(きわみ)。
・自己の極限までの追求 ・ポジションスキルの極み ・究極的な拘り
その先に見据えるは、個のレベルアップと決してブレない組織力の安定化。自らを見つめ、ひとつひとつのプレーをとことん極める…。セルフマネジメント(今シーズン新たに導入。詳細は後日お伝えします)、考える場の創出など、『中竹ワセダ』はすべてで極みを目指します。
「 『 極 』、すごくいいスローガンですね。心に響きました。今シーズンは、すべてに拘ってやっていきます」(主将・東条雄介)…。2006年3月19日、中竹ワセダ・『東条組』、いざ航海へ。今年のワセダは極めます!
※2006年コーチングスタッフは以下のとおりです。
役職 | 氏名 | 卒年 | 所属 |
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監督 | 中竹 竜二 | H9年 | 三協フロンテア |
総務 | 池田 剛人 | H11年 | 住友商事 |
メディカル総務 | 三浦 隆 | H7年 | アルケア |
セルフマネジメント | 山羽 教文 | H7年 | FIELD OF DREAMS |
広報 | 疋田 拡 | H14年 | |
分析・戦略コーチ | 松山 吾朗 | H12年 | 横浜市教員 |
中本 光彦 | 中京大講師 | ||
FWコーチ | 有水 剛志 | H9年 | 日本国土開発 |
青野 泰郎 | H9年 | 東京電力 | |
石嶋 照幸 | H10年 | 板橋オート | |
大江 菊臣 | H15年 | フジテレビ | |
今田 圭太 | H17年 | 早大大学院 | |
後藤 偵和 | H2年 | ワセダクラブ | |
羽生 憲久 | H15年 | 日本航空インターナショナル | |
平田 輝志 | H9年 | 九州電力 | |
BKコーチ | 前田 隆介 | H9年 | 近鉄 |
西岡 晃洋 | H9年 | ウィル・シード | |
久木元 孝成 | 早大5年 | ||
山本 裕司 | H9年 | 住友商事 | |
鈴木 貴之 | H8年 | NTT出版 |