強い者ではなく、変化した者が生き残る―。3月20日、どしゃ降りの聖地・上井草にて‘08ワセダ・ファーストミーティングを開催。大学選手権連覇、そして更なる高みを目指す『豊田組』は、その第一歩を踏み出した。

　グッドポイント、バッドポイントetc、昨シーズンをあらゆる観点から振り返った後、中竹監督から提示された2008年の新スローガンは、

『Ｄｙｎａｍｉｃ　Ｃｈａｌｌｅｎｇｅ』＜大胆な挑戦＞

　そこに込められた想いは、言葉の通り、失敗を恐れずあらゆることにチャレンジすること。別の言い方をすれば、ハイリスク・ハイリターン。昨シーズンは、原点回帰。シンプルに、オーソドックスに、ラグビーの真理を突き詰めて頂点に立った『権丈組』と同じことをしていては、今年は勝てない。ブレない芯を作る意識は変わらずも、新たなスタイルへの挑戦、変化、進化の道を『豊田組』は選択した。「『荒ぶる』はすぐ目の前にあるものでも、簡単に手に入るものでもない。遠くにあるものを、自分たちで手で獲りに行くぞ。勝つために変化していくことはワセダの宿命だ」（中竹監督）。思えば、中竹監督が就任時のファーストミーティングで真っ先に口にしたのが、ダーウィンの進化論。3年目の今年こそ、『荒ぶる』を手にした次の年だからこそ、『中竹ワセダ』の、『豊田組』の真価が問われる。

　そしてミーティングの締めは、新主将・豊田将万…。「目標が、やるべきことが明確になった今日、この瞬間から本当に新たなスタート。俺たちは新しいことにチャレンジしていかないと勝つことはできない。シニアだとか、ジュニアだとか、チームがどこかは関係ない。同じポジションの人間とぶつかり合って、本気でやっていこう！」 初練習を見舞ったどしゃ降りの雨は、嵐のなかを恐れず、力強く進んで行けという天からのお告げ。勝ち続けるためにワセダは変わる。緊張、創造、継承。2008年『豊田組』は、常にチャレンジし続けます―

2008年度コーチングスタッフは以下のとおりです

☆は今季からのメンバー。ジュニア、コルツのメインコーチは、それぞれ藤森啓介、小島浩之が務めます

　春シーズンのＡチーム試合予定は以下のとおりです。高麗大との定期戦につきましては、現在日程を調整しております。また、Ｂチーム以下の試合予定は、後日お知らせ致します。

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