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2024
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対大東大 『大東大に勝利し、春季全勝に王手!』

大東大に勝利し、春季全勝に王手!

 関東大学春季大会3戦目。これまで春季の対外試合6連勝中と波に乗る早大は、本拠地である上井草グラウンドにて大東大と対峙した。100点ゲームも期待されていたが、「FWは大きく、外国人選手は強かった」(フランカー金正奎、教3=大阪・常翔啓光学園)という言葉の通り、相手の大型FW陣に苦戦し、なかなか思うような展開に持ち込めない。結果としては57―0という圧勝であったものの、「課題が多く残った」と選手たちが口を揃えて語ったように今後に不安の残る試合内容であった。 

 「点数に直結するような要所要所でミスやペナルティが多かった」(金)。今回の試合はまさにこの一言に集約されるだろう。前半2分、SO吉井耕平(スポ4=奈良・御所工)がスクラムからボールを受けると、インゴールへ走り抜ける。そのままゴールキックに成功すると、まずは幸先良く7点を先取した。しかしいい流れは長くは続かず、徐々にミスが目立ち始めてしまう。11分にプロップ垣永真之介(スポ3=東福岡)が敵陣ゴール前でフェイズを重ね、強引に攻め込みトライを奪ったが、その後も反則が減らないワセダの得点は伸び悩み、前半を33-0で折り返した。 

 不穏な空気が立ち込めたまま、迎えた後半。スクラムでは圧倒するものの、ターンオーバーされる場面が多く、なかなか自陣を抜け出ないという非常にもどかしい状況にいた。開始5分でWTB中靏隆彰(スポ4=福岡・西南学院)がトライを挙げると、ようやくペースをつかみ始めたワセダ。相手の反則にも助けられ、16分、18分と、立て続けに2トライを奪うことに成功した。しかし、またもや終盤で失速。23分のWTB原田季郎(教4=福岡・筑紫)が相手ディフェンスを抜けてねじ込んだトライを最後に、そのまま57-0でノーサイドを迎えた。 

 4月に開幕した春シーズンも残すところあと1試合。春季全勝をかけて最終戦で迎え撃つは東海大だ。大東大同様、大型選手を多く擁するチームであるだけに、勝利のためには今回多く見つかった反省点をいかに改善するかが早急の課題となる。「東海大を圧倒して春をいい形で終わらしたい」(プロップ上田竜太郎主将、スポ4=東福岡)――。その言葉の通りに、最終目的である『荒ぶる』に向け、ぜひとも春シーズンを赤黒の大勝で締めくくって欲しい。 
(早稲田スポーツ新聞会 高原亜弥)

◆コメント
プロップ上田竜太郎主将(スポ4=東福岡)
――きょうの大東大戦の感想をお願いします
0点に抑えることができたことは大きかったですが、自分たちのミスから崩される場面が目立ちました。敵陣でのミスがちょっと多かったですね。
――やや得点が伸び悩んだ印象があります
そうですね。敵陣で取りきれるところで、自分たちのミスでチャンスを潰してしまいました。
――それは連戦の影響でしょうか
そうではないですね。きょうは疲労よりも自分たちのミスでチャンスを潰しました。
――ここまで7戦全勝。チームの雰囲気はいかがですか
練習中もチームの雰囲気はいい感じですし、ミス多くて取りきれないという課題はありますが、セットプレーも安定していますし、ディフェンスもよくて、チームはよくなってきていると思います。
――来週は春季最後の東海大戦です。関東大学春季大会の優勝もかかっていますが
春のタイトルどうこうよりも、勝っていい感じで終わりたいです。ミスを少なくして、セットプレーを安定させて。しっかり勝ち切りたいです。帝京大との得失点差とか気にしていないです。とりあえず、目先の東海大を圧倒して春をいい形で終わらしたいです。


 

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