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2024
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【早スポ】vs筑波大学『3年ぶりに筑波大を撃破!』

関東大学対抗戦 9月29日 東京・秩父宮ラグビー場
 
秋晴れの空の下、宿敵・筑波大と対戦した。筑波大は日本代表のSH内田啓介主将、WTB福岡堅樹など豊富なタレントを擁するうえ、昨季全国大学選手権準Vの強敵。早大も2年連続で苦杯を喫している。「借りが返せるのも最後かもしれない」(フッカー須藤拓輝、スポ4=東京・国学院久我山)。選手たちは特別な思いを胸に、リベンジマッチに臨んだ。試合は両者一歩も引かないシーソーゲームに。勝敗の行方は後半ロスタイムまでもつれる。しかし最後は公式戦初出場のSO浅見晋吾(スポ2=神奈川・桐蔭学園)が値千金の逆転PGを決め、早大が劇的な形でリベンジを果たした。
 

筑波大のキックオフで始まった前半。先手を打ったのは、早大だった。ゴール前30メートル中央付近からPGを選択。しかしゴールを外し、先制点獲得には至らない。逆に6分に筑波大にPGを決められ、先制を許す。これで吹っ切れたか、この後は早大ペースに。「狙い通りやれた」(プロップ大瀧祐司、文4=神奈川・横浜緑ヶ丘)とスクラムでは26分までに3度のターンオーバー。長い時間にわたって地域、ボールとも支配し、セットプレーを軸に筑波大の守備網に襲い掛かる。決定打を欠きトライまで持ち込めない時間帯が続いたが、37分にようやく試合が動く。ゴール前でのFW戦から早大が右に展開。タックルを受けながらも倒れずに立っていたCTB藤近紘二郎(政経4=神奈川・桐蔭学園)からCTB坪郷勇輝(商4=東京・早実)にボールが渡り、そのままインゴールへ。40分にもキックカウンターからトライを奪って、10-3で前半を折り返す。

さらにリードを広げたい後半であったが、クイックスタートに対応できず8分に失トライ。ゴールも決められ同点に追いつかれてしまう。12分に大瀧のトライですぐさま逆転に成功するも、その後の流れは筑波大へ。長時間にわたり自陣から抜け出せず、ゴール前での守備を強いられた。危ないシーンも何度かあったが「いい意味で狂っていた」(プロップ垣永真之介、スポ4=東福岡)のとおり決死のディフェンスで耐えしのぐ。しかしさすがは筑波大。37分に意地のトライを決め、試合は振出しへ。時間は刻々と過ぎていき、迎えたロスタイム。早大はタッチライン際40メートル付近でPKを獲得。垣永主将はいちるの望みにかけショットを選択した。キッカーを担うのは、公式戦初出場の浅見。「入っても入らなくてもお前のせいじゃない。いつも通り蹴れと言ってもらえて、そこで緊張が取れた」(浅見)。8047人の観衆が見守る中放たれたボールは、きれいな放物線を描きゴールポストの中へ。この瞬間ノーサイドとなり、浅見の周りに歓喜の輪が広がった。

ライバルからもぎ取った3年ぶりの勝利。「(この勝利は)失った自信を取り戻す一つの大きなきっかけになり得る」と後藤禎和監督(平2社卒=東京・日比谷)は、メンタル面での成長を期待する。次なるターゲットは、王者・帝京大。「ここが目標ではないので、結果に満足せずにやっていきたい」(フランカー布巻峻介、スポ3=東福岡)と次の戦いに向け早くも気持ちを切り替える。『荒ぶる』への挑戦はまだまだこれからだ。
 
(早稲田スポーツ新聞会 坂田謙一)
 
 
◆コメント
後藤禎和監督(平2社卒=東京・日比谷)
――本日の試合を振り返って、感想をお願いします
この筑波大戦に関しては、ワセダが春から継続してやってきたラグビーを全面に出して、真っ向勝負というか正攻法で勝ち切ろうと考えていました。そのなかで一人一人の能力が高い筑波大学に対して、ワセダは1対1の個々で勝ち切るのではなく、ゲームの中のトータルで勝ち切ろうという話をして選手たちを送り出しました。スクラムをはじめ、ラインアウトも想定以上に健闘し、あるいは随所にいいタックルも見られて、局面的に見ると満足のいくシーンも多かったです。でもやはりこのチームはまだ若いですね。自信がないというか勝ち方を知らないというか。もう少し楽な試合運びができてもよかったのではないかなと思います。その中でも最後、昨年何度も苦汁をなめた逆の展開で勝ち切れたことは、非常に満足しています。

――勝敗を分けたポイントは何ですか
最後の5分間です。昨年の反省もありますが、最後の5分でもう一度集中し直せと常々言ってきました。そのためには集中力、体力、思考能力、理解力も必要ですが、そういったのが昨年に比べて少しずつ良くなってきて、このような結果に結びついたのかなと思います。

――対筑波戦3年ぶりの勝利ですが、この勝利はワセダにとってどのような意味を持ちますか
素直に喜んでいいと思いますし、失った自信を取り戻す一つの大きなきっかけになり得るものだと思います。

プロップ垣永真之介主将(スポ4=東福岡)

――本日の試合を振り返って、感想をお願いします
久しぶりにこのような試合を勝ち切って、自分たちの自信になりました。でもあそこまで自分たちの時間があって、この点数に抑えられたのは、もっと厳しい試合になると勝ちきれないかなと思います。最後に真ん中でトライをされたことは詰めの甘さだと思うので、そこを課題にこれからも頑張っていきたいと思います。

――前半のスクラムターンオーバーは圧巻でした
あそこまでうまくいくといくとは思っていませんでした。スクラムに関しては相当頑張ってきましたので、いい成果が出たと思います
 
――攻め込まれているとき、筑波はPGを狙わずにラインアウトにこだわってきましたが、この戦法はいかがでしたか
狙ってくれれば、もう一回リセットして敵陣に封じ込められるとイメージしていたので、あそこまでアグレッシブに来られて、メンタル的にダメージが強かったです。それもあって真ん中にトライされる結果にもなったので、あれは自分たちにとって嫌な攻撃でした。

――後半はゴール前で耐えしのぐ時間が多かったですが、どのような気持ちで守っていましたか
みんないい意味でちょっと狂っていたと思います。狂気を持ってタックルに入っていました。

――キックを蹴る前、浅見選手(SO浅見晋吾、スポ2=神奈川・桐蔭学園)にかけた言葉を教えてください
ひとりのミスで負けるようなチームは日本一にふさわしくない。おまえらしく思い切りいけとみんなの思いを代弁して伝えました。

――決まった瞬間の気持ちはいかがでしたか
浅見さまさまですね。その言葉に尽きると思います。

――次のヤマ場である帝京大戦に向けて、どこを修正していきますか
細かい精度や、詰めの甘さはもっと厳しくやっていけると思うので、そこを意識して練習から頑張っていきたいと思います。
 
 
フランカー金正奎副将(教4=大阪・常翔啓光学園)

――試合を振り返ってみていかがですか
最後まで白熱した試合だったんですけど、最終的に勝てて本当に良かったなと思います。
 
――筑波大戦にどのような気持ちで臨みましたか
リベンジですね。僕らは最後の年でリベンジできるのは最後だったので、リベンジを果たせて良かったなという感じです。
 
――リベンジを果たせたのはなぜでしょうか
練習の積み重ねを出せたことが本当に一番の要因かなと思います。
 
――FW全体の出来はどうでしたか
セットプレーで相手のボールを獲得するなど、スクラムが本当に良かったのでそういった部分は本当に良かったです。でもディフェンスでは何度もゲインされていたので修正点かなと思います。
 
――スクラムで相手を圧倒していましたがその理由は何でしょうか
それも本当に、練習をずっとやってきて他のチームよりもこだわってやった結果がああいうかたちで生きたかなとは思います。
 
――課題は見つかりましたか
やっぱり取り切るところで取り切ることだとか、いらないところでのペナルティーがすごく多かったのでそこはやっぱり修正すべきポイントだと思います。
 
――次戦に向けて一言お願いします
次戦も変わらず、春夏積み重ねてきたことをしっかり出して、練習でやってきたことを全て出すというかたちでやっていきたいなと思います。
 
 
プロップ大瀧祐司(文4=神奈川・横浜緑ヶ丘)

――今日の試合を振り返っての感想をお願いします
とりあえず、勝ててホッとしています。
 
――日体大との試合から今日まで2週間ありましたが、どのように過ごされましたか
筑波大用のプレーも少し用意していたんですけど、基本的には今まで自分たちがやってきたラグビーをやり切ろうと思って過ごしました。
 
――今日の試合に関してゲームプランはあったのでしょうか
SOが急遽間島(陸、商4=東京・早大学院)に代わったんですけど、間島はキックが伸びるのでそれをどんどん使って敵陣でプレーしようという話はしていました。
 
――前半はスクラム、ラインアウトで相手を圧倒する場面が多く見られました
スクラムに関しては狙い通りにやれました。ラインアウトに関しても対策を練っていたので、それがハマったなと感じていました。
 
――後半のトライシーンを振り返って、いかがでしたか
垣永(真之介、スポ4=東福岡)と須藤(拓輝、スポ4=東京・国学院久我山)がゲインしてくれて、それで前が空いていたので飛び込んだだけです。
 
 
フッカー須藤拓輝(スポ4=東京・国学院久我山)
 
――試合を終えて一言お願いします
結果は良かったという感じですね、勝ててよかったです。
 
――この試合どのような意気込みで臨まれましたか
筑波大には2年連続で負けていたので3度目は無いなと思いましたし、僕らとしての借りが返せるのもしかしたら今日が最後かもしれないのでそういう意味で気持ちが入った試合でした。
 
――セットプレーに関しては筑波大を圧倒していたと思いますが振り返っていかがでしたか
全体的にプレッシャーをかけられていたと思うのですが、勝負所でもっと効果的に押せたらというのはありましたね。
 
――フィールドプレーを含めてご自身のプレーを振り返っていかがでしたか
まだ正直プレー感覚が残っていないですけど、セットプレーは良かったのでフィールドプレーも少しずつ帝京大戦までに戻していきたいです。
 
――接戦となりましたが、勝因はどこにあると考えていますか
日頃の練習を非常に厳しい環境でお互い厳しくいいものにできたのが最後の3点につながったと思います。
 
――最後に今後に向けた意気込みをお願いします
一つ一つ落とせない試合が続いていくので大事に戦っていきたいです。
 
 
ロック黒木東星(スポ4=東福岡)
――今日の試合は終盤の劇的なPKで勝利しましたが、全体的に振り返っていかがですか
目標としてはもっと圧倒して勝ちたかったんですけど、勝てたことに意味があると思うので、合格点ってところです。
 
――開幕戦はNO・8でしたが、きょうの試合はロックでの出場となりました。どのような意識で臨みましたか
本来はロックをずっとやっていたので、そんなに意識は変えないで、どこのポジションでも前に行き続けるということを考えてやっていました。
 
――昨年、一昨年と対抗戦で負けていた筑波大が相手でしたが、印象は
最近出てきたチームなんですけど、個々の能力が他の大学より高いのでそこで負けないこととワセダのチーム力で勝つことを意識していました。
 
――前半は相手にチャンスを与えず、スクラムではターンオーバーを連発するなど強みが出ていましたが、いかがでしたか
スクラムに関しては圧倒できたと思うので、そこをまた強みにして、帝京大に向けてどんどん詰めていこうと思います。
 
――一方、終盤に同点に追い付かれてしまうシーンがありましたが、課題はどこでしょうか
あの時間帯に取られないように集中するというテーマを掲げてディフェンスしていたんですけど…。ちょっと仲間との連携が足りないのかなと思ったのと、あそこで取られて落ちるようなチームでは勝てないと思うので、取られてもまた次と思えるようなチームを作っていきたいです。
 
――次は成蹊大戦に向けて
今日出た集中力といった課題点をまたあさっての練習からどんどんと詰めていって、成蹊大を圧倒して勝てるようにやっていきたいと思います。
 
 
ロック芦谷勇帆(スポ4=京都・伏見工)

――熱い試合になりました
強い相手なので、接戦になると思っていました。
 
――筑波はフィジカルも強い相手ですが、対策などはありましたか
個々のレベルがワセダより上というのは後藤監督(禎和、平2社卒=東京・日比谷)もおっしゃっていて、組織で上回れるようにということを意識しました。
 
――前半を見てワセダ有利に感じたのですが、最終的に僅差でのゲームになりました
敵陣に攻め込む時間は多かったのですが、やはりディフェンスのプレッシャーが強くてなかなかトライを取らせてもらえませんでした。
 
――両チーム共にペナルティーが多かったように思います
僕自身、大事なところでペナルティーをしてしまいました。攻めていてもペナルティーをなくすようにしなければいけないですね。
 
――スクラムは圧倒していました
ワセダの自信がある部分の一つだと思うので、良かったです。
 
――同点になった後はどんな思いでプレーされましたか
時間はあってPGでも勝てるのでとりあえず敵陣でプレーしようと。自分のミスとペナルティーもあってあせったのですが、最後浅見(晋吾、スポ2=神奈川・桐蔭)が決めてくれたので良かったです。
 
――前回の日体大戦ではあまり走れていないとおっしゃっていましたが、きょうはいかがでしたか
涼しくなったこともあって、前よりはばてずにやれたと思います。
 
――次回の成蹊大戦に向けて意気込みをお願いします
とくにやることは変わらないのですが、勝利に貢献できるように頑張ります。
 
 
フランカー布巻峻介(スポ3=東福岡)

――接戦を制しました。試合の感想を聞かせてください
とりあえず勝てて良かったという気持ちです。
 
――個々の力がある筑波大と対戦するにあたって、意識したことはありますか
個々の力では負けるので、とにかく僕らはチームとなって戦うということです。2対1、3対1と、とにかく仲間を1人にさせないということを意識しました。
 
――厳しい展開になりました
ハードなゲームになることは予想できたので、慌てずにできました。
 
――久々のフル出場だったと思いますが、80分間プレーしてみていかがでしたか
きつかったですね。でも出られて良かったです。
 
――スクラムで優位に立つことが多かったようでしたが、いかがですか
前3人とロックが頑張ってくれて、僕らはちょっとしか手助けできなかったんですけど、うまく組んでくれたと思います。
 
――今後に向けて意気込みをお願いします
ここが目標ではないので、とにかく上を目指して、結果に満足せずにやっていきたいと思います。
 
 
NO・8佐藤穣司(スポ3=山梨・日川)
――試合を振り返って感想をお願いします
 試合の前からずっと言われていたんですが、ブレイクダウンが少し上手くいかない部分がありました。あのようなブレイクダウンをしていたら、これからもっと上に行った時に全然球が出なくなってしまうと思うので、改善していきたいです。
 
――筑波大の攻撃はいかがでしたか
ミーティングでは、筑波大は個々がとても強いので、ワセダは数で勝とうと言っていました。試合ではそれが実現できたので良かったですね。
 
――一時は同点になる場面もありましたが、勝因は何でしょうか
みんなが集中力を切らさずに、勝利を信じてプレーすることができたからだと思います。
 
――最後のPGはどのような気持ちで見ていましたか
(浅見)晋吾(スポ2=神奈川・桐蔭学園)は結構持っている男なので、決めるだろうと思っていました。また、もし決まらなくても、その後しっかりチェイスして勝利を狙うつもりでしたね。
 
――成蹊大戦への意気込みをお願いします
今回の試合では自分自身タックルを外される場面が多かったので、次はしっかり相手を見てタックルができたらと思います。
 
 
SH岡田一平(スポ2=大阪・常翔学園)

――試合を振り返っていかがですか
筑波大を圧倒するというのが自分たちの目標でした。 全体で見たらいい試合と言えるんでしょうけど、圧倒はできなかったと思います。筑波大の個人の強さに、こっちがやられてしまった部分がいくつかありました。帝京大も同じように個人個人が強いので、そういう相手に対して当たっていって勝たなきゃいけないなと感じました。
 
――SO浅見晋吾選手(スポ2=神奈川・桐蔭学園)が初の赤黒でしたね。
同期がそうやって出るのはとても嬉しいです。最後は浅見さまさまで勝たしていただきました。最後ゴール決めたときは、ありがとうというか、やばいなお前って声をかけましたね。
 
――課題としているディフェンス面ではいかがでしたか
自分のディフェンスがキーになってくると思っていました。どんどん身体をぶつけていけたのでかなりよかったかなと思います。課題となってくるのはアタックの部分ですね。自分がポイントに寄るのが遅れてターンオーバーされて、トライにつながったミスがあったので、もっとスタミナつけて、どんな場面でもさばけるようにしていきたいです。アタックと、パスをしっかりさばくというのが課題です。
 
――成蹊大にむけて意気込みをお願いします
相手どうこうではなく、自分たちのラグビーをしたいです。どんな相手でも100パーセントの力を出しきるのがワセダのラグビーなので、そこを貫いて思いきりやりたいと思います。
 
 
CTB藤近紘二郎(政経4=神奈川・桐蔭学園)

――試合を振り返っていかがですか

勝ってうれしいのですが、こういうタイトな試合で最後まで出られなかったのは悔しいです。
 
――1トライ目ではアシストをされましたが、ご自身で振り返っていかがですか
そうですね、坪郷(勇輝、商4=東京・早実)がサポートしてくれました。
 
――個人的な反省点はありますか
ケガをしたにしても、最後まで試合に出られないとチームに迷惑をかけるので、自分の力を100パーセント出しきれなかったというのが反省ですね。
 
――筑波大と戦ってみての相手の印象はいかがでしたか
個人個人のスキルやレベルが高いのですが、そういったところでもっとイーブンに戦えないと、これから帝京大との試合もあるので、帝京大に勝つためにはもっとレベルアップしなければいけないと実感しました。
 
――接戦をものにしました。この勝利はチームに良い影響を与えると思いますか
そうですね。今週は良い練習ができて、それが試合の結果にもつながったと思うので、これから練習の雰囲気もどんどん上げていけるようにチームの意識も上がったと思います。
 
――最後に今後の意気込みをお願いします
チームが勝つために自分も活躍しないといけないと思うので、もっともっとレベルアップしていけるように頑張りたいです。
 
 
WTB深津健吾(スポ3=東京・国学院久我山)

――試合を振り返っていかがですか
ボールを外でもらったときにWTBとしてトライを取りきれなかったことが多かったのでそこを修正していきたいです。
 
――ご自身の復帰戦ということでしたが、調子はいかがでしょうか
調子は絶好調とまではいきませんが、まあ、悪くもないですね。
 
――どのようなところをもっと意識すればより良いプレーができると思いますか
自分がボールを持ったときに今以上に良いランコースを探せるような能力を磨いていきたいです。
 
――接戦で勝利を収められましたが、全体を通してどのような試合でしたか
全体を通してミスが多くて、筑波大に自陣までボールを持ってこられてしまいました。でも、そこをFWが頑張って食い止めてくれたので、なんとかなったかなと。もっと自分たちのミスを無くせば楽な試合展開になったかなと思います。
 
――近年なかなか勝てない筑波大に勝つことができた要因はどのようなところにあると感じますか
熱さですかね。みんな目の色変えて勝ちにこだわれたところかなと思います。
 
――最後に次戦への意気込みをお願いします
帝京大に勝つまでは自分たちの目標は達成しないので、そこまでに黒星をつけないように勝ち続けたいです。
 
 
WTB荻野岳志(先理3=神奈川・柏陽)

――20-17で勝利しました。試合を振り返ってどうでしたか
最近の試合は最後に追いつかれて、粘り負けして負けてしまうっていうのが多かったので、負け癖がついていたのを払拭(ふっしょく)することができたと思います。
 
――戦ってみて今年の筑波大の印象はどうでしたか 
個々が強いというのは変わっていなくて。強みはバックスリーだと思います。僕らもバックスリーには自信があるので、そういう意味ではいい勝負ができた試合だったと思います。
 
――筑波大の福岡選手に対して対策はありましたか 
特になかったです。思いっきりやろうと思って戦いました。
 
――ご自身のトライを振り返ってください
いい場所でもらえたので、みんながつないでくれたトライです。
 
――個人的な反省点はありますか 
ボールを継続して出せなかったので、自分の持ち場のボールはクリーンに出せるような力強さを付けていきたいです。 
 
――成蹊大戦への意気込みを教えてください 
僕はWTBとしてトライを取ることを常に意識しているので、変わらずトライをたくさん取りたいと思います。
 
 
FB滝沢祐樹(基理2=福島)

――この試合を振り返って、いかがですか
筑波大は2年連続負けていて、絶対に今年は勝つという気持ちで臨みました。FWは絶対勝っているので、筑波大の強みのBK陣に自分たちのBK陣が行かれないように、しっかりプレッシャーをかけていこうと思っていましたが、自分たちが頑張って相手を止めて、リズムを作っていくことがしっかりできて圧倒できました。後半行かれたところはあったのですが、そこはもっと圧倒し切れるように、大きい目標としては帝京大戦に向けて、修正するところは修正してやっていきたいと思います。
 
――BK全体での良かった点はどこですか
相手の攻撃が結構タテで当ててくるものだったので、そこで一歩も引かないで正面から勝負していって、そこの裏表を使ってくるところでいかに前に出てプレッシャーをかけられるかということで、それをしっかり坪郷さん(勇輝、商4=東京・早実)や藤近さん(紘二郎、政経4=神奈川・桐蔭学園)が前に出て行って止めてくれたので、そこから良い流れができたのではないかなと思います。
 
――自分自身の出来具合はいかがでしたか
FBとして抜けてきた相手に対して前に出て止めるということを最初から集中してやってきて、抜けてきた相手に対して今回はしっかり止められたと思います。コーチにも言われたのですがまだまだ最初のボール出しのところで少しサボってしまうところがあったので、そこをもっと集中して、絶対にサボらないで、抜けてきた相手を止めることをしっかり意識していかなくてはいけないなと思いました。
 
――ここまでの2戦を振り返って、早大の課題は何だと思いますか
自分たちのミスから崩れることがきょうも多かったのですが、自分たちが連続攻撃していて相手に球を取られたときに、いかに冷静になってディフェンスできるかということが課題だと思うので、そこはしっかり練習中から集中して取り組んでいかなければならないことだと言っています。
 
――成蹊大戦に向けて、意気込みをお願いします
優勝するためには絶対に一戦も落とせないので、相手がどうとかではなくて、自分たちができることをしっかり100パーセント出し切って、成蹊大戦を倒したいと思います。
 
 
SO浅見晋吾(スポ2=神奈川・桐蔭学園)

――劇的な勝利の立役者になられたと思います。いまのお気持ちはいかがですか
ただただうれしいですね。
 
――急な出場になったと思いますが、準備はどうされましたか
準備も何も全然なかったですね。昨日の練習後に言われました。練習も僕はBチームで練習していたので、気持ちだけしっかりつくろうっていう感じでした。
 
――初の赤黒での公式戦出場でしたが、振り返っていかがですか
あまりそういうのは意識せず、チャンスもらったらやってやろうという気持ちでした。
 
――10―10の同点の場面でピッチに入りましたが、どのような指示がありましたか
特になかったんですが、キックでとにかく前に行けという指示がありました。
 
――ご自身のプレーに関してはいかがですか
チームのために貢献できて良かったなと思います。
 
――最後のPGは距離があったと思いますが、蹴るときの心境を教えてください
キャプテン(プロップ垣永真之介主将、スポ4=東福岡)に、「入っても入らなくてもお前のせいじゃない。いつも通り蹴れ」と言ってもらえて、そこで緊張が取れていつも通り蹴れました。
 
――入ったという感覚はありましたか
そうですね、ありましたね。蹴った瞬間に入ったなと思いました。
 
――今後に向けて意気込みをお願いします
こういったチャンスをひとつひとつモノにして試合に出ることが出来るように頑張りたいです。
 
 
CTB飯野恭史(商3=東京・早実)
――今日の試合を振り返ってみていかがですか
結果的に勝てたので良かったと思うのですが、試合前はもっと相手を圧倒して倒すということを目標にしていたのに、それはまだ達成されなかったので、まだまだ成長していかにといけないなと思います。
 
――昨年も負けている筑波大との対戦となりましたが、どのように戦おうと臨みましたか
基本的に今までやってきて積み上げたものをしっかりやれば、順当に勝てるという考えでやっていたので、特に変わったことはしていないです。BKにキーマンが多いので、そこをしっかり止められるようにという意識でやっていました。
 
――実際に試合をしてみて相手の印象はいかがでしたか
BKは速いですし、個々の能力が高かったのは感じました。
 
――前半途中からの交代となりましたが、想定はされていましたか
出るとは思っていました。思ったよりは早かったですけど、準備はしていたので問題はなかったです、
 
――ここまでの関東大学対抗戦を振り返って、個人的に課題はありますか
ディフェンスが甘いところが結構あるので、きょうも何本か外されてしまいましたし、BKと1対1局面でしっかり止められるように取り組んでいきたいと思います。
 
――次の試合に向けての意気込みをお願いします
まずはスタメンで出場できるように頑張って、出場機会があったらチームの勝利に貢献できるディフェンスをして自分の仕事をきちんとしたいと思います。