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主務部屋 番外編 第3号 「英国遠征報告 ~World University Rugby Cup 最終戦・クロージングセレモニー・帰国~」

「主務部屋 番外編 第3号 英国遠征報告 
~World University Rugby Cup 最終戦・クロージングセレモニー・帰国~」
 


 

 
こんにちは。
主務の近田です。今回の主務部屋は英国遠征報告の最終回です。
遠征最後の試合、そしてWorld University Rugby Cupが閉幕となります。
 
 
 
9月20日(日)  <World University Rugby Cup  5・6位決定戦>
20日(日)は英国遠征最後の試合になります。
World University Rugby Cupはグループ戦3試合・順位決定プレイオフ1試合を終え、
最終戦5・6位決定戦を迎えます。
 
最終戦の相手はニュージランド学生選抜になります。ニュージランド学生選抜は5月に来日し、関東代表と関東学生代表と試合を行っているチームです。
英国遠征最終戦を良い形で終わらせるためにも絶対に勝利して終わりたいとメンバーの気合いは充分です。
 
ニュージランド学生選抜のハカに臆することなくキックオフを迎えます。
しかし前半はニュージランド学生選抜のフィジカル・スピード、そして巧みなオフロードをつながれ2トライを許し0-14で前半を折り返すこととなります。
 
ずるずる前半の流れを引きずるかと思われましたが、この日の早稲田大学は一味違いました。少しずつ勢いを取り戻し、2トライを返します。しかしニュージランド学生選抜も1トライを奪い、その差は7点ですがラストワンプレーで自陣からミスをせずにニュージランド学生選抜インゴールまで継続し、トライ。コンバージョンも決まり19-19でノーサイド。
この後ゴールコンペティション(キック戦)に移り、浅見 晋吾(SO スポーツ科学部4年 桐蔭)が10本以上の蹴り合いを制し、勝利。
早稲田大学はWorld University Rugby Cupを第5位で幕を閉じました。
 


ニュージーランド学生代表の選手とジャージを交換した左から杉本 頼亮(SO・SH スポーツ科学部2年 京都・桂)と佐田 涼祐(PR 社会科学部3年 早実)
 


左から杉本 峻(SH 商学部3年 早実)、池本 翔一(FL スポーツ科学部4年 千種)
 


最終戦に勝利し、有終の美で英国遠征をました。
 
 
9月21日(月)  <クロージングセレモニー>
前日で全試合日程を終了した早稲田大学は午前中にゲームメンバーはリカバリー、
ノーゲームメンバーはフィットネストレーニングを行いました。
 
午後からはケープタウン大学(南アフリカ)とトリニティ・カレッジ(アイルランド)の
World University Rugby Cup決勝戦を観戦しました。
両校体格の大きな選手がそろい、激しいコンタクトが幾度となく見られ興奮する試合展開。
接点での強さが上回ったケープタウン大学が試合を有利に運び、勝利し優勝しました。
 
 

ケープタウン大学の選手を囲んで記念写真。
 
 
決勝戦の後は参加全大学が出席してのクロージングセレモニーが行われ、
コース料理の豪華な食事が振る舞われました。
大会が閉幕ということもあり、大学の垣根を超え交流を深め、
言葉の壁を感じず、積極的に会話をする部員は遠征の序盤では見られない姿でした。
新たな多くの友人を作り、様々なことを語り合ったこの日々は貴重な財産です。
この時間が終わりに近づいていることが残念でなりませんでした。
 


クロージングセレモニーでの食事の様子。
左から盛田 志(CTB スポーツ科学部4年 尾道)、中庭 悠(FL 人間科学部4年 水戸一)、久富 悠介(CTB 文化構想学部4年小倉)
 


左)試合のなかったブリティッシュ・コロンビア大学と記念楯の交換。
右)トリニティーカレッジの選手と記念写真
 


  
左)吉岡 航太郎(SH スポーツ科学部2年 國學院栃木)はニュージランド学生選抜の選手とハカを踊りました。
右)桑野 詠真(LO スポーツ科学部3年 筑紫)はケープタウン大学アレグサンダー主将と記念写真。
 
 
セレモニーの最後には、ジョージ・メッサム主将(オックスフォード大学)から今大会への感謝の想いと次回大会を2019年に日本で開催して欲しいとの挨拶があり、オックスフォード大学から大会旗が大東 和美ROB倶楽部会長と岡田 一平主将に送られました。
 
その後もニュージランド学生選抜によるハカの披露やチーム入り乱れての合唱など大いに盛り上がりました。言葉の壁を乗り越えて、楽しい時間を共有できたことを一生忘れることはないでしょう。
 
 
9月22日(火)  <ロンドン観光・イギリス出国>
ハートフォードでの朝食もこの日が最後となります。
すっかり慣れたベッドに別れを告げ、ハートフォードカレッジを後にします。
素晴らしい環境を提供して頂いたハートフォードカレッジの皆様、ありがとうございました。オックスフォードを離れるのは寂しさを感じます。
 
 
ロンドンへ向かうバスの中では英国遠征のMVPが発表されました。
FWからは攻守ともに激しいプレーを見せ、チームをまとめあげた佐藤 穣司(No.8 スポーツ科学部4年 日川)、BKからは最終戦にてコンバージョン対決で劇的な勝利に導いた浅見 晋吾(SO スポーツ科学部4年 桐蔭)が選出されました。
後藤禎和監督から記念品が贈られ、部員から大きな拍手が起こりました。
 
ロンドン到着後は短い時間ではありましたが、ロンドン観光を楽しみます。
オックスフォードでの時間が長かったため、ロンドンで過ごす時間はわずかなものでした。
 
 
 


左)ヴァッキンガム宮殿に訪れました。
右)大英博物館を訪れた左から盛田 志(CTB スポーツ科学部4年 尾道)、門田 成朗(FB 法学部4年 早大本庄)、貝塚 隼一郎(HO 政治経済学部4年 早大本庄)
 


ハリー・ポッターの撮影地でのワンシーン。
 
観光後は再びバスに乗車し、ヒースロー空港へ向かいます。
いよいよ遠征の終わりが見えてきました。
現地時間19時、12日間の英国での滞在を終え、飛行機が飛び立ちました。
 
 
9月23日(水)  <日本 到着>
午後4時頃に羽田空港に到着し、遠征を終了しました。
11日(金)の出発日よりバックはお土産がつまり、膨らんでいました。
バックの膨らみ以上にたくさんの出会いや体験をさせて頂きました。
 
全員が無事に帰国することもできました。
 
 
英国の地まで応援に来てくださったファンの皆様、
英国でお力添え頂きました皆様、ありがとうございました。
ラグビー発祥の地で充実した時間を過ごすことができました。
奥克彦先輩の想いを引き継ぎ、世界で活躍するリーダーとなるため努力を続けることをお約束致します。
 
再び英国の地を踏むことが出来る日を心より楽しみにしております。
 
以上を持ちまして3回に分けて行われました主務部屋 番外編 英国遠征を終了致します。
読んで頂き、誠にありがとうございました。