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2024
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第二回 週刊ワセダラグビー 「ワセダラグビーの舞台裏」

全国のラグビーファンの皆様
おはようございます、こんにちは、そしてこんばんは!
今週の『週刊ワセダラグビー』は、ワセダラグビーの誇るトレーニング施設・トレーニング機器の特集です。
 
「ワセダラグビーって一体どんなトレーニングをしているんだろう?」
 
多くの公式戦がテレビ中継されるワセダですが、その一方で上記のような疑問を抱くファンの皆様、或いは高校生の方々は、少なくないのではないでしょうか。
今回は、普段あまり見る機会のないであろう、ワセダラグビーの舞台裏を知っていただきたいと思います。
この特集を通して、華やかな表舞台である公式戦に向け、部員たちが日々厳しいトレーニング、そして徹底したリカバリーに励んでいるということを分かって頂けると幸いです。
 
では、早速本題に入りたいと思います。
 
現在ラグビー蹴球部では
 
コーチング、メディカル、S&C(ストレングス&コンディショニング)、栄養、メンタル
 
の計5部門を、あわせて「ハイパフォーマンスユニット」(以下HPU)を呼んでいます。
このHPUは
 
「チームが目指す戦術/スキルに必要な基礎を作る部門」
 
の総称です。
相互に関わり合う複数の部門が、部員一人一人のベースアップをサポートするという意味では、新生ワセダの「鎖」を象徴するような存在の一つであると言えます。
 
今回紹介させて頂くトレーニング施設及びトレーニング機器は、このHPUのうち主にS&C部門において活躍してもらっています。
 
まずは、1月からの筋力・体重アップ期間中、部員のベースアップの中心となるトレーニングルームの紹介から順番にさせて頂きたいと思います。
<トレーニングルーム>

グラウンド横に設置されたトレーニングルームには、写真左手のハーフラックが5台、右手のパワーラックが4台、中央のベンチ台が5台設置されており、一度に最大30人程の人数がウエイトトレーニングをすることができます。他にもダンベルラックやミニハードル等、様々なトレーニンググッズが充実しています。ワセダらしいアカとクロを基調としたカラーリングで、選手達も高いモチベーションでトレーニングを行うことができます。

→ウエイトトレーニングに励む選手達

<GPS>

http://www.4assist.co.jp

ラグビーの試合を観ていると、ジャージ越しに選手の背中に四角い突起が出ていることにお気づきの方も多いのではないでしょうか。この突起の正体はGPSで、装着した選手の走行距離やスプリントスピード等の情報を得ることができます。それらの数値は選手のフィットネスレベルのモニタリングの他、練習強度の調整などにも活用しています。

<ワットバイク>

これは、ワットバイクというエアロバイクです。ハンドルのモニターには走行距離と走行時間は勿論、心拍数や回転数、ペダルストローク時の筋出力パターンやその他多くの情報が表示されます。このバイクはフィットネストレーニングからリカバリーまで、日々ハードワークする部員達にとって欠かせない存在となっています。

→練習後、ワットバイクでリカバリーに励む選手達

また、ワットバイクと併せて紹介したいものがこのローイングマシンです。

ローイングマシンは、端的に言えばエアロバイクのボート版です。ローイングによる全身運動は非常に運動強度が高く、主にワットバイクとセットでフィットネストレーニングにおいて活用されています。

<ゲームレディ>

最後はこのゲームレディです。今までご紹介させて頂いたトレーニングルームやワットバイクなどは、主に部員達のトレーニングを支える役割でした。しかし、ハードなトレーニングを積み重ねるには、リカバリーによって身体の疲労をとることが必要不可欠になってきます。そのような時に活躍してくれるものが、このゲームレディというアイシングマシンです。このマシンは、冷却療法と圧迫療法を同時に実施することのできる優れもので、世界各国のトップアスリート達に愛用されています。当ラグビー蹴球部の寮にはゲームレディが5台常備されているため、部員達はいつでも意識高くリカバリーに専念し、翌日の練習に備えることが可能になっています。
 
 
と、ここまでかなり駆け足での紹介になりましたが、いかがでしたでしょうか。
 
今回の特集を通して、ワセダでは大学日本一奪還に向けて日々厳しいトレーニングと徹底したリカバリーが行われているということ。そしてそこには、部員達の努力や成果を効果的に数値化する最新機器の確かな支え、そしてトレーニングをバックアップする恵まれた環境があるということを、お分かりいただけたのではないでしょうか。
 
しかし、やはり部員達にとって最も励みになるのは、ファンの皆様方からの声援に他なりません!
 
私たちワセダラグビーは、今日もハードワークを繰り返します。
これからも、応援の程よろしくお願いいたします。
 
以上、第二回『週刊ワセダラグビー』でした!