みなさんこんにちは!
今週の週刊ワセダラグビーは「早明戦特集」です。
去る12月4日に、日本ラグビー最大の人気を誇るといっても過言ではない明治大学との定期戦「早明戦」が秩父宮ラグビー場で行われました。前日の試合結果で、既に対抗戦の優勝は帝京大学に決まっており、2位争いとなってしまったこの試合ですが、やはり早明戦というものは別物であり、お互いの意地とプライド、伝統など様々なものがぶつかりあう負けられない一戦です。
早慶戦の勝利から10日間、ファーストタックルの精度の改善、明治の幅広いアタックに対してのディフェンス整備、バックスの外でのアタックにフォーカスをあて練習してきました。会場もほぼ満員となり、素晴らしい環境の中で行われたこの試合。
試合序盤は明治のアタックに押し込まれ、前半8分にトライを許し、同20分にはPGを決められ0-10と先行されますが、同25分にラインアウトからのサインプレーでWTB本田宗詩(4年 福岡)がトライをあげ、同32分のSH齋藤直人(1年 桐蔭学園)のPGで同点に追いつき、前半が終了します。
そして、後半序盤にこの試合一番の盛り上がりが訪れます。後半6分過ぎにゴール前でペナルティを獲得すると、早稲田はスクラムを選択。今年拘ってきたスクラムで流れを掴みに行きました。数回組直し、早稲田が押し込み、明治は連続してコラプシングの反則。早稲田が認定トライ(早明戦では史上初)を獲得し17-10とリードします。スクラムの反則の繰り返しによりシンビンで14人となった明治は、逆にここから意地を見せ、同16分、22分と連続トライで17-22と逆転を許してしまいます。この局面を打開したのは、スーパールーキーCTB中野将伍(1年 東筑)。同32分ゴール前の連続アタックから、猛烈なスピードで明治ディフェンスのギャップを突き、ゴール中央にトライ、ゴールも決まり24-22と再逆転します。ノーサイド寸前にペナルティからゴール前に攻め込まれますが、FW陣が意地を発揮。トライを防ぎ、ノーサイドとなり、24-22で2年ぶりの早明戦での勝利を掴みました。
今回も試合の内容を動画にまとめましたので、ぜひご覧ください。
今回の勝ちにより、対抗戦2位となった早稲田は大学選手権のシードを獲得し、17日に花園ラグビー場で同志社大学VS中央大学の勝者との準々決勝に駒を進めました。
今年からノックアウト方式となり、これからは負けたら終わりという戦いが続いていきます。部員全員で1日1日をより一層大切にして、強みをしっかり伸ばし、課題を修正し、一戦一戦戦っていきます。引き続き応援よろしくお願い致します。
以上、第26回週刊ワセダラグビーでした。