早稲田大学ラグビー蹴球部に所属する2~4年生の選手・スタッフが相互インタビューで理解を深める連載企画、第3回は江島航(3年・LO・早稲田渋谷シンガポール)。
ワセダで育った国際派は、貪欲な気持ちで挑む。
幼稚園から通っていたワセダクラブ。毎週の上井草での練習で見る大学生は、大きく、強く、かっこよかった。早慶戦や早明戦で躍動する選手に憧れ、アカクロのジャージが強く目に焼きついた。
そんな江島が人生で一番悔しかったと語るのは、中学時代に全国大会で負けたこと。久我山中に進学するも高校から海外に出ることを決めていただけに、日本一になれず久我山の仲間と離れることになったからだ。
高校時代を過ごした早稲田渋谷シンガポールは週3程度の練習で、周囲にラグビーをやっている人間がいなかったのもあって自己満足のトレーニングをしてしまったことも悔やんでいる。大学入学後にラグビー蹴球部のトレーニングの質や量を体験し、自分の体が通用しないことで痛感した。
高校時代の失敗から学び、特に意識して自分のプレーをレビューし実践する日々を過ごしている。また、今は下のチームにいるが、ポジションや役割を理解してチームを引っ張るということも自分の強みとして考えている。
江島にとって早稲田ラグビーとは「レベルに関係なく全員が試合に勝ちたいという強い意志を持って戦い続ける組織」であり、それを体現するため、自身も貪欲な気持ちを持って日々の練習に挑んでいる。