早稲田大学ラグビー蹴球部に所属する2~4年生の選手・スタッフが相互インタビューで理解を深める連載企画、第15回は村田陣悟(2年・LO/FL/NO8・京都成章)。
取材:鈴木陽結 構成:早稲田大学ラグビー蹴球部広報 写真:鳥越裕貴
あるべき姿になるために。
相良前監督に誘いを受けて早稲田大学の門を叩いた。そして経験した、アカクロジャージに袖を通す喜びと優勝を逃す悔しさ。
――村田陣悟を衝き動かすのは悔しさだ。
京都成章時代、3年時に「花園史上最大」とも評されたFWを有するチームはAシードに選ばれ優勝候補だったが、常翔学園に敗れベスト8に終わる。さらに、チームからは5人が高校日本代表候補に選ばれるものの、ひとりだけ落選。その悔しさを晴らすため、昨年のルーキーイヤーから、体を大きくし、ラグビーの理解を深め、自身を高めてきた。
今年、チームのためにさらに伸ばしたいと思っている部分はリーダーシップ。この競技を行う中で大切にしているコミュニケーション能力を確立させるために、それが必要だと感じている。
歴史や伝統をリスペクトして、「早稲田大学ラグビー蹴球部としてあるべき姿になる」ために、荒ぶるに向け今日も激しく体をぶつける。