早稲田大学ラグビー蹴球部に所属する2~4年生の選手・スタッフが相互インタビューで理解を深める連載企画、第39回は久富連太郎(2年・SO/CTB・石見智翠館)。
取材:三浦称児 構成・写真:早稲田大学ラグビー蹴球部広報
人とは違う道。
両親が早稲田出身かつラグビー好きだった影響を受け、幼い頃からアカクロのジャージに憧れていた。
高校は島根だが、もともとは東京の生まれで中学から成蹊に進みラグビーを始めた。東京選抜に選ばれ、花園ラグビー場での試合も経験する。高校はエスカレーターで成蹊に進学するも、湧き上がってきた花園でプレーしたい気持ちを抑え切れず、1年生の途中で編入試験を受け石見智翠館へ入った。
高校では厳しい練習や寮生活、冬の寒さといったタフな時間を経験する。そんな中で、高3で出場した国体で高校ラグビーの沸騰地帯である大阪代表を倒し、お世話になった人たちに勝って恩返しができたこと、島根に行った意味を証明できたことが人生でも色濃く残る思い出だ。
今季の目標は自身がアカクロを着て試合に出て、日本一を獲ること。そのためにラグビーの理解力と80分通してチームを勝利に導く力をつけること、そして、周りのチームメイトに感じたことやしてほしいことを伝えてコミュニケーションの量を増やすことを意識している。
人とは違う道を通ってきた男が、今季のワセダを加速させる。