2024シーズンのはじまりに際して、チームで一丸となって「荒ぶる」を獲得するためのチームスローガンを考える4年生Team Building合宿を実施いたしました。
この合宿は、4年生と3年生学生リーダーが参加し、2月28日、29日の2日間にわたって実施しました。
4年生にとって、入部してから手が届いたことのない大学日本一。
優勝したときにどのようなチームになっていたいのか、そのために、自分たちのラストイヤーでチームをどうしていきたいのか、4年生全員が心の内を明かし、深く語り合う2日間を過ごしました。
2月28日
・ミーティング①
はじめに、大田尾監督からチームスローガンの意義についてお話しいただき、「チームが抱く理念や目標を明確に示すことで、150名を超えるメンバー間の方向性を揃える」という共通認識を形成しました。
全部員がチームスローガンを自分ごととして捉え、主体的に行動へ移せるようになることを目指します。
そのために、自分と仲間のチームに対する想いを知ることからはじめました。
日本一になるチームとしてなりたい姿について、事前にそれぞれが考えてきた意見をグループで共有し、お互いの考えを深掘りする時間をもちました。
大学日本一という同じ目標を持ちながらも、理想のチームに対する考えは様々であることが分かり、全員の想いをひとつにまとめるスローガンを作るうえで重要になる部分を認識することができました。
・ミーティング②
続いて、チームの現状、理想のチームとのギャップについて話し合いました。
新シーズンが始動して約1ヶ月が経過した今、これまでの取り組みについて、理想と現状を整理して振り返ります。
グループトークと全体発表の形式をとり、それぞれの視点からグラウンド内外の行動を見つめなおしました。
あらためてチームの課題に向き合い、4年生としてどのように行動していくべきか、今後の取り組みを考える機会になりました。
・軽スポーツ大会
「静岡県つま恋リゾート 彩の郷」さまご協力のもと、ミニチーム対抗の軽スポーツ大会を行いました。
初めて挑む競技ばかりでしたが、抜群のチームワークを発揮し、仲間とともに笑顔が溢れる時間になりました。
外の空気に触れて運動をすることで、最終日の話し合いに向けて頭も体もリフレッシュすることができました。
2月29日
・ミーティング③
合宿の締めくくりとして、チームスローガンをどういったものにするか、について話し合う時間をもちました。
前日の話し合いを経て見えてきたチームの状況をもとに、自分たちにとって良いスローガンとは何か、を考えました。
「分かりやすく行動に移しやすいもの」「きついときに立ち返ることができるもの」という意見が多く挙がり、誰もがスローガンを思い浮かべると、取るべき振る舞いが分かり、苦しいときに自分たち自身を鼓舞できるものにする、という方向性を固めました。
ミーティングの最後には、FW・BK・学生スタッフの各部署に分かれて、どういったコミュニケーションをとるか、について話し合う時間ももちました。
各ユニットのパフォーマンス向上のために効果的なコミュニケーションを模索し、合宿後の練習から新たに導入する仕組みを考案するグループもあるなど活発なディスカッションを進めました。
この合宿を通じて、全員が本音で語り合い、活発な意見交換をしたことで、お互いを深い部分まで知ることができました。
新シーズンの始めに、チームとして目指すべき姿に共通のイメージを持つことができ、非常に実りのある2日間となりました。
合宿を経て、佐藤主将に今のチームはどう映っているのか。
この期間で生まれた4年生の変化や、今後のチーム作りに関して、主将の想いを聞いてみました。
<佐藤主将>
今回の合宿では、「つま恋」という非日常的な環境で2日間を共に過ごしたことで、普段はおこらないような会話やチームの課題が見られ、とても実りのある時間になりました。
学生同士の話し合いを通じて、荒ぶるに向けて取るべき行動と、現在の自分たちの行動とのギャップを認識することができました。
また、過去3年間、良い結果を残せていないなかで、全員の「荒ぶる」に対する考えや熱量を共有でき、改めて同じ方向を向くことができました。
実際に、合宿後の現在は、練習に対する向き合い方はもちろん、練習外の部分でラグビーに費やす時間が増えた部員が多いように感じます。
チームの雰囲気も非常によく、全員がチャレンジ精神をもって練習に取り組むことができています。
ですが、この変化を合宿後だけのものにせず、1年間を通じて、全員が主体性をもって行動し続けることが重要だと考えています。
今、チームとして変わろうという意識が高まっているので、自分自身もラグビーに真剣に取り組み、全員を良い方向に導くことができるリーダーになりたいと思います。
二度と戻れない日々が始まったラストイヤー。
最後に、国立の舞台で「荒ぶる」を響かせられるよう、この合宿で得たすべてをラグビーに掛けて1日1日を過ごしていきます。
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