平素より早稲田大学ラグビー蹴球部に温かいご声援をいただき誠にありがとうございます。
シーズンも深まる中、受験生の皆さんにとっては、受験本番の冬を迎え、より一層勉強に励んでいるかと思います。
早稲田大学は、一般入試はもちろん、学科試験だけでは測れない能力に秀でた者にも門戸を開いており、多様な入試制度が設けられています。
現役・浪人の一般受験、附属や系属からの進学、ラグビーの経歴を活かして自己推薦で合格をつかみ取った者…。入学の仕方は人それぞれです。
今回はフレッシュな1年生12名にフォーカスし、彼らがどのようにして早稲田大学への合格を掴み取ったのか、聞いてみました!
多様なバックグラウンドをもつ彼らの合格体験記を、ぜひご覧ください!この体験記が、早稲田ラグビーを目指す方の心の支えになれば幸いです。
※入試方法は2024年度入学の部員が体験したものとなります。入試方法は変わる可能性がありますので、受験の際には事前に必ず大学公式サイトでご確認ください。
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☆進路に関わるご相談がありましたら、こちらまでお問い合わせください。
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- ◇一般入学試験
- ◇共通テスト利用入学試験
- ◇指定校推薦入学試験
- ◇総合型選抜Ⅲ群(スポーツ自己推薦入学試験)
- ◇全国自己推薦入学試験
- ◇内部進学(附属・系属校)
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◇一般入試
全学部が実施しており、原則として3教科入試です。教科・科目は学部・学科によって異なります。
植木太一
ポジション:WTB
学部:人間科学部
出身校:関東学院六浦高校
▶ワセダを志望した理由
高校時代、神奈川県予選で毎年ベスト4に進出するも、花園でのプレーは1度もかないませんでした。この悔しさから、より高いレベルでラグビーをしたいと思いワセダを志望しました。また、文武両道を実現できる環境であることもワセダを選んだ理由です。
▶ワセダに入って良かったこと
コーチ陣の指導が優れており、寮では栄養管理も徹底されています。また、ケア体制も充実しており、ラグビーに集中できる環境が整っていることがよかったです。先輩方もとても優しくてよかったです。
▶高校3年次の1日の過ごし方
高校3年次はほとんど勉強していませんでした。空いてる時間に英単語と数学の基礎問題のみやっていました。
▶浪人時代の1日の過ごし方
7:00 起床
8:00 出発
8:30-12:00 勉強
12:00-13:00 昼食(単語帳など見ながら)
13:00-21:00 勉強
21:00-21:30 帰宅
23:00-24:00 復習
24:00 就寝
▶秋から直前期にかけての勉強
夏までに基礎を徹底的に身につけ、秋からは演習に多くの時間を割いていました。理系科目(数学、物理、化学)は、秋には週2〜3回の頻度で問題を解き、復習を繰り返していました。直前期には、類似問題やワセダと難易度が近い大学の過去問に取り組みました。英語については、毎日長文読解を行い、難解な単語も覚えていました。さらに直前期には、今までの学習に加えて、ワセダ特有の問題への対策も行いました。
▶浪人時のラグビーとの関わり方
ボールにはたまに触れる程度で、実際のプレーは全く行っていませんでした。ランニングもほとんどしておらず、筋力維持のためにウエイトトレーニングを週に3回ほど行っていました。
▶受験期のモチベーションの上げ方
基本的にモチベーションに左右されないよう、毎日やるべきことを決めて実行し、それを繰り返していました。それでもモチベーションが低下する時は、運動して気分転換を図るか、ラグビーの試合を見てプレーしたい気持ちを高めていました。
▶受験生に向けてメッセージ
ワセダのラグビー部は、高いレベルで競い合い、共に成長できる特別な環境です。入部後は、素晴らしい仲間と毎日充実した時間を過ごせます。受験勉強もラグビーと同様に、基礎を固め、コツコツと積み重ねることが重要です。最後まで諦めず、目標に向かって頑張ってください。
能町光
ポジション:WTB
学部:スポーツ科学部
出身校:日本大学藤沢高校
▶ワセダを志望した理由
高校の時、不完全燃焼で終わってしまったように感じたため、大学ではレベルの高いところでラグビーがやりたかったことと、お世話になった人にワセダ出身が多く、縁を感じたことからワセダを志望しました。
▶ワセダに入って良かったこと
選手の技術や意識のレベルが高く質の良い練習ができ、支給品も手厚いのでラグビーに専念できる環境が整っていることです。また、先輩方も優しく、丁寧にアドバイスをしてくれます。
▶高校3年次の1日の過ごし方
第1志望は国公立だったので共通テストは5教科勉強していました。通学は基本自転車だったので移動中に勉強などはしていませんでした。
7:00 起床
8:30-15:30 学校
16:00-18:30 練習
19:30-21:00 風呂・夕食
21:00-23:30 勉強
23:30-24:00 現代社会と英単語の暗記
▶秋から直前期にかけての勉強
12月の途中から学校がほとんどなかったので、授業がなくなってからのスケジュールを紹介します。勉強の内容は前日に決めたタスクの中から気分で決めていました。
8:00 起床
9:00-10:00 暗記
10:00-13:00 勉強
13:00-14:00 昼食
14:00-15:00 休憩
15:00-18:00 勉強
18:00-19:00 勉強or走りに出る
19:00-20:00 風呂・夕食
20:00-21:00 休憩
21:00-24:30 勉強
24:00-25:00 暗記・次の日何するか決める
▶受験期のモチベーションの上げ方
自分の大学生活を想像したり、他の受験生と話したりしてモチベーションを上げていました。また、模試などで一喜一憂することがあるかもしれませんが、僕はそれがモチベーションになりました。点数が高ければやる気が出るし、悪くてももっと頑張らなければという気持ちになれたからです。ただし一喜一憂しすぎても逆効果なので注意してください笑
▶受験生に向けてメッセージ
受験はとにかく自分にストレスをかけないことが重要だと思います。長時間ぶっ通しで勉強せずにこまめに休憩しながら勉強することをおすすめします。僕は共通テストの点数だけだと第1志望の大学はA判定でワセダがC判定だったのですが、第1志望の大学に落ちてワセダに受かりました。受験は共通テストが全てではないので最後まで諦めずに頑張ってください!
大鐘日菜
ポジション:マネージャー
学部:スポーツ科学部
出身校:吉祥女子高校
▶ワセダを志望した理由
弟がラグビーをしていた影響で中学生の頃から対抗戦を観に行くようになり、大学ではラグビー部でマネージャーをしようと決めていたので、ラグビーの強い大学に行きたいと考えていました。その中でも勉強も部活も高いレベルで取り組める大学に行きたいと思い、ワセダを志望しました。
▶ワセダに入って良かったこと
選手、スタッフに関わらずどんな経歴でも受け入れてもらえる環境があることです。また、試合運営を学生主体でしていたりと、普通の大学生では経験できないことをさせてもらっていると感じています。
▶高校3年次の1日の過ごし方
部活動を引退した夏以降の過ごし方を載せます。
7:00 起床(朝食を食べながら英語か古文の単語帳)
8:00-8:30 通学(英語のリスニング)
8:30-16:00 学校
16:00-16:30 帰宅
16:30-19:00 勉強
19:00-22:00 風呂、夕食
22:00-25:00 勉強
25:00 就寝
▶浪人時代の1日の過ごし方
現役時代、睡眠時間を削って勉強していたことで頻繁に体調を崩してしまっていたので、体調を第一に考えていました。
7:00 起床(朝食を食べながらノートを見る)
8:00-9:00 移動(英語のリスニング)
9:00-17:00 予備校の授業/隙間時間は自習室で勉強
17:00-18:00 移動
18:00-19:00 勉強
19:00-21:00 風呂、夕食(隙間時間に英語か古文の単語帳)
21:00-23:00 勉強
23:00 就寝
▶秋から直前期にかけての勉強
国立を志望していたので共通テストに特に力を入れていました。平日5日間で共通テスト7科目分の対策問題集を行い、土日は国立の2次や私立の過去問を解いていました。過去問だけでなく、基礎的な英単語集、古文単語集、世界史問題集は毎日継続して行っていました。
また、ワセダの対策としては、小論文の過去問を解いて父に添削してもらっていました。小論文の対策は沢山書いて、論理が通っているか大人に見てもらうのが良いと思います。
▶受験期のモチベーションの上げ方
私は飽き性で苦手な教科をやるのがとても辛かったので、勉強を始める時は得意な教科から始めて、勉強することが楽しくなってから苦手な教科をやるようにしていました。
また、勉強自体のモチベーションが下がってしまったときは実際に大学に行って、来年大学に通っている自分を想像することも大切な時間だと思います。
▶受験生に向けてメッセージ
受験勉強をしているといつまで続くのか分からず、気が滅入ることもあると思います。特に浪人生は後がないという焦りや不安に駆られると思います。しかし、大学受験のための勉強は自分の財産になり、私も今となっては大学受験をして良かったと思っています。
ぜひ後悔しないように全力で頑張ってください。応援しています!
◇共通テスト+競技歴方式
スポーツ科学部が実施している入試形態であり、大学入学共通テストの成績と書類選考の成績の合計で判定されます。
島田隼成
ポジション:SO
学部:スポーツ科学部
出身校:修猷館 / Mt Albert Grammar School
▶ワセダを志望した理由
僕は少し特殊な経歴を持っていて、高校を卒業後すぐに大学には進学せず、3月から共通テスト直前の12月末まで、ニュージーランドに留学をしました。ワセダを志望した時期はニュージーランドに渡って、迎えた9月頃です。理由としては、ラグビーに取り組むのに素晴らしい環境が整っていること、そして多くの素晴らしい仲間ができるということを、OBの方々にオンラインでのやり取りを通して教えていただき、魅力的に感じたからです。
▶ワセダに入ってよかったこと
魅力的な人間が沢山いる事です。ラグビーセンスがずば抜けている人、何事も一生懸命努力し続けられる人、あるいは勉強において優秀な成績をおさめている人、部活と勉強をうまく両立している人。本当に様々な面で優れた人間とここでは会うことができます。素晴らしい人達に囲まれる事で自分自身もすごく成長できます。
▶高校3年次の一日の過ごし方
高校3年次、僕は留学することをすでに決めていたので、英語の勉強のみをしていました。ここは他の選手を参考にしてください(笑)
▶秋から直前期にかけての勉強
共通テストの直前は、英語は模試の反復練習、地理と国語は知識を詰め込めるだけ詰め込んでいました。英語には自信があり、そこで点数を稼ぎたかったので、とにかく何度も過去問を解いて練習を繰り返しました。何か一つ自分の中で自信が持てる、軸となる教科があると少し気持ちが楽になるかもしれません。
▶ラグビーと学業を両立するコツ
両立するコツとして相応しいかは分かりませんが、僕は常にどれだけ短い時間で勉強して、あとの時間をラグビーに費やすかを考えていました。結果として短時間で集中して勉強して、テストで点数をとり、なおかつラグビーのプレー時間もあまり削られなかったので、良かったのかもしれません。勉強時間が少なすぎて、失敗したこともありましたが…(笑)
▶受験生に向けてメッセージ
とにかく自分の事を最後まで信じ抜いてください。受験はこれに尽きると思います。多少根拠のない自信でも大丈夫です。僕も受験の時は周りと比べて勉強時間が少なかったですが、なぜか根拠のない自信を持っていました。自分がこれまで積み重ねてきたこと、自分の解答、そして自分が受かっている未来を信じて、受験を乗り越えてください。上井草で一緒にラグビーができる日を楽しみにしています。
鈴木彪馬
ポジション:CTB
学部:スポーツ科学部
出身校:國學院久我山高校
▶ワセダを志望した理由・時期
自分が大学でラグビーをやるということを考えた際、やるなら本気でやりたいという思いからワセダを志望しました。また、スポーツ科学部で学んだことをラグビーに活かしたいという考えがあったので志望しました。
▶ワセダに入ってよかったこと
チーム全員の意識がとても高く、ラグビーに対して真剣に取り組んでいるところです。
また、ラグビーに必要な備品だけでなく自身の体のケアをするためのグッズなども充実していて、ラグビーに集中できる環境であるところです。
▶高校3年次の一日の過ごし方
高校3年次は自己推薦受験の対策をしており、ほとんど勉強していませんでした。花園が終わってから勉強を始めたので英語と世界史を主に勉強しました。
7:00 起床
7:30 朝食
8:30 英単語
9:00-12:00 英語長文
12:00-13:30 昼食、休憩
14:00-17:00 世界史
17:00-18:30 風呂、休憩
19:00-22:00 過去問
23:00 就寝
▶浪人時代の1日の過ごし方
7:00-8:00 起床、朝食
8:00-9:00 英単語、古文単語
9:00-12:00 英語長文
12:00-13:00 昼食 休憩
13:30-15:00 世界史
15:30-17:00 英文法
17:30-19:00 古文か現代文
19:00-20:30 風呂、夕食、休憩
21:00-23:00 復習、単語
24:00 就寝
▶秋から直前期にかけての勉強
直前期は共通テスト対策をひたすら行っていました。自分の得意とする解き方を模索し、体が慣れるように何度も解き直しました。この時期に単語が抜けているなどという問題が起きないように、毎日単語帳を開く習慣をつけていました。
▶浪人時のラグビーとの関わり方
浪人時は全く運動していませんでした。ワセダのラグビー部には新人練習があるので、週に1日でもいいのでリフレッシュも兼ねて運動することをおすすめします。
▶ラグビーと学業を両立するコツ
どちらも楽しいという認識を持つことだと思います。自分の場合は勉強が本当に苦手だったので、いかに勉強を楽しくするかを考えて勉強していました。
▶受験生に向けてメッセージ
受かったあとのことを想像して頑張ってほしいです。大学生になったらしたいことを書き出したりして、できるだけポジティブな感情で勉強に取り組んで頑張ってください!
◇指定校推薦入学試験
学部ごとに指定した高校の学校長からの推薦者について入学を許可する制度であり、指定校は原則として毎年見直しがなされています。
【実施学部】政治経済、法、教育、商、国際教養、文化構想、文、基幹理工、創造理工、先進理工、人間科学
小林光晴
ポジション:LO
学部:文学部
出身校:福岡高校
▶ワセダを志望した理由・時期
私がワセダを志望したのは伝統の赤黒ジャージーを着てラグビーがしたかったからです。自分が目指している文武両道を体現できる場所であり、志高い仲間と共にラグビーができるため志望しました。
▶ワセダに入ってよかったこと
ウエイトルームやグラウンドなどの環境に恵まれて、レベルの高い中でラグビーができるところです。また、様々なバックグラウンドを持った人が多く、日々刺激を受けています。
▶高校3年次の一日の過ごし方
7:00 起床
7:30 登校
9:00-16:00 授業
16:30-19:00 部活
19:30-21:30 塾
22:00 帰宅
22:30-23:30 入浴・食事
24:00 就寝
▶部活で忙しい中、いい成績を修める秘訣
指定校推薦は学校の成績が重要なので、授業中は集中していました。また、わからないことは先生に直接聞いていました。やっていて一番良かったことは頭の良い友達の問題の解き方や勉強の仕方を教えてもらい、実践したことです。
▶受験生へのメッセージ
受験勉強は決して楽なものではないと思いますが、それを乗り越えた先には楽しい大学生活が待っています。自分は勉強が辛くなったら息抜きに海岸に行ったり、星を見たりしてリラックスしていました。自分なりの息抜きの方法を見つけてぜひ頑張ってください。応援しています。
◇総合型選抜Ⅲ群(スポーツ自己推薦入学試験)
スポーツ科学部が実施している入試形態であり、学校長が作成する調査書、競技歴調査書(スポーツ活動実績等)、小論文および面接をもとに、総合的に評価します。
早稲田大学スポーツ科学部 入試情報
菊川迪
ポジション:SO
学部:スポーツ科学部
出身校:報徳学園高校
▶ワセダを志望した理由・準備を始めた時期
幼い頃から早明戦や早慶戦をテレビで観ていて憧れを持っており、新しくなった国立競技場で生の「荒ぶる」を聞いた時に早稲田大学を受験しようと決心しました。準備を始めたのは高校3年生の5月頃です。
▶ワセダに入って良かったこと
自分に足りないところを改善できる恵まれた環境が整っていることです。また、他大学と比べて様々なバックグラウンドを持った選手が集まっているのでとても貴重な経験ができています。
▶高校時代、どうやってラグビーと学業の両立をしてきたか
私はほとんど毎日20時半まで部活をしてから帰る生活だったので隙間時間で質の高い勉強をすることを心がけていました。時間がある時にスポーツのニュースを見たり、一日一題小論文の過去問を解くなどです。
▶ラグビーに関するアドバイス
どんな練習でも試合をイメージして自分と同じポジションの人を上回ろうというハングリー精神を持つことが大切だと思います。
▶面接・論文のコツ
面接では、なぜワセダのスポーツ科学部でなければならないかを追求しました。小論文は自分の経験を踏まえてオリジナリティを表現することを意識しました。
▶受験生に向けてのメッセージ
僕自身も部活との両立が難しくて辛い時期もありましたが、努力して良い準備ができれば必ず結果はついてくると思います。諦めずに頑張ってください。
牧錬太郎
ポジション:FL
学部:スポーツ科学部
出身校:桐蔭学園高校
▶ワセダを志望した理由・準備を始めた時期
志望した理由は両親がワセダというのもあり、小さい頃からワセダの試合を見ていて憧れを持っていたからです。特に小倉順平選手が試合に出ていた時が好きです。僕は大学でもラグビーを続ける予定であったのでワセダを志望しました。進学準備を本格的に始めたのは高校3年生の4月です。
▶ワセダに入って良かったこと
荒ぶるに対してワセダ全員の意識が高いです。特に選手主体ミーティングが多かったり、チームのプレーを動画で振り返る機会が多いことです。また監督、コーチのレベルが高いのでラグビーが上手くなることです。最高の仲間たちと4年間過ごせることも魅力的です。
▶高校時代、どうやってラグビーと学業の両立をしてきたか
自宅と高校が遠かったので電車の移動時間に勉強していました。テスト期間は早朝に登校して勉強していました。通常、朝は早めに起きて自主的な朝練をし、自身の強みであるタックルを練習していました。
▶ラグビーに関するアドバイス
自分自身が持っている強みを伸ばす練習をしていました。何かの武器を持つことで自信がつくので余裕を持ってプレーできます。武器を最大限発揮するための環境作りも大切です。
▶面接・論文のコツ
面接では自身が学部で何を学んで何を研究したいかを明確にして、ここでないといけない理由を準備することが大事です。小論文は構成配置順番をミスしないようになるべくわかりやすく、ワセダだからといって小難しいことを書く必要はないです。
▶受験生に向けてのメッセージ
受験生にとって今が一番大変な時期です。何事も準備は早めにして、自信を持って頑張ってください。ワセダで一緒にラグビーしましょう!!
◇全国自己推薦入学試験
社会科学部が実施している入試形態であり、一次選考では学校長が作成する調査書、志望理由書、活動記録報告書、英語外部検定試験のスコアを提出し、書類審査を行います。二次選考では小論文および面接を行い、総合的に評価します。
早稲田大学社会科学部 入試情報
田中健想
ポジション:WTB
学部:社会科学部
出身校:桐蔭学園高校
▶ワセダを志望した理由、準備を始めた時期
ワセダのラグビーに憧れていたからです。ラグビーはもちろん、勉強も高いレベルでできるところに魅力を感じました。準備を始めた時期は、高校3年生の5月頃です。
▶ワセダに入ってよかったこと
チームメイトに恵まれているところです。自分の素を出して仲間と関わることができます。また、ラグビーをする環境が素晴らしいところです。
▶高校時代どうやってラグビーと学業の両立をしてきたか
通学が片道2時間ほどあったので、電車の中の時間を上手く活用していました。具体的には、受験に必要であった英検の勉強や課外活動のまとめなどを行なっていました。学校の授業間の休み時間にも小論文を書いたりして、隙間時間を利用していました。
▶ラグビーに関するアドバイス
自分の強みと弱みを把握して、練習を積み重ねていくことが大切だと思います。目標の選手を決めて、その選手の動きを真似してみるのもオススメです。受験生は勉強も忙しいと思うので、効率的に上手くなることを考えることも大事だと思います。
▶面接、小論文のコツ
面接は、ある程度聞かれることは絞れると思うので準備が大切だと思います。最低限自分の志望理由と将来やりたいことを言えるようにすること!小論文は、書く型を決めることで自分なりの小論文を書くことができると思います。
▶受験生に向けてメッセージ
受験とラグビーの両立は大変だと思いますが、合格した瞬間をイメージして頑張ってください。ワセダで待ってます!
西浦岳優
ポジション:WTB
学部:社会科学部
出身校:東福岡高校
▶ワセダを志望した理由、準備を始めた時期
小学生の頃、テレビで藤田慶和選手のプレーを見てワセダへの憧れを持ちました。それ以来、アカクロを着てプレーをすることが僕の人生のひとつの目標になったからです。受験の準備を始めた時期は高3の春です。
▶ワセダに入ってよかったこと
みんなが一つ一つの試合に対して熱く必死に準備して戦い、試合に出ていない人たちも全力で応援して喜ぶワセダの雰囲気がとても好きです。印象的だったのは、練習試合で勝利して涙を流す選手がいたことです。練習試合でもこんなに熱く、一生懸命試合に望むのかと驚いたとともに、そのような人たちとラグビーができることがすごく嬉しかったです。
▶高校時代どうやってラグビーと学業の両立をしてきたか
自分は集中が長く続かないため、細かく時間を区切って適度に休憩を入れながら勉強するようにしていました。勉強する時は夜遅くまでせず、早めに切り上げるようにして、ラグビーのコンディションも崩さないようにしていました。しかしどうしても練習がきつくて勉強したくないという日もありました。そんな時はアカクロを着てプレーする将来の自分を想像してモチベーションを保っていました。
▶ラグビーに関するアドバイス
自分に求められているプレーをしっかりと理解し、長所を伸ばす努力が大事だと思います。短所を克服することも大事ですが、長所を伸ばしこれだけは誰にも負けない、という自分の強い部分を持つと自信に繋がります。また試合でチームが苦しい状況でも個人として、自分の強みに立ち返り、状況を変えるプレーができるようになると思います。
▶面接、小論文のコツ
面接は見栄を張ったりせずとにかく正直に向き合うことが大切だと思います。分からない時は素直に分かりません、と答えられる姿勢が大事です。小論文は、文の組み立て方が大切です。いきなり書き始めるのではなく、空いているスペースにどのような構造で、それぞれの段落にどのようなことを書くのかを最初にまとめてから書き始めるようにしていました。
▶受験生に向けてメッセージ
自分自身ラグビーとの両立があまりにも大変で、何度も諦めたくなることがありました。しかし、今ワセダでラグビーができることが心の底から楽しいし、諦めずに頑張って本当に良かったと思っています。ワセダに入って後悔することはひとつもありません。必ず人生において素晴らしい時間を過ごせると思います。だからこそ辛く苦しいことも多いと思いますが、アカクロを目標に頑張ってください。
◇内部進学(附属・系属校)
早稲田大学高等学院・早稲田大学本庄高等学院・早稲田実業学校・早稲田摂陵高校・早稲田佐賀高校など早稲田大学の附属・系属の高校からの入学方法です。
池田恭盛
ポジション:HO
学部:商学部
出身校:早稲田佐賀高校
▶ワセダを志望した理由、時期
中学3年生の時に早稲田佐賀にラグビー部ができるというニュースを目にして、山下監督の元で自分自身を心身ともに磨きたかったからです。そして、高校3年間で身につけた自分の能力を使い、日本最高峰の場所であると思う早稲田大学でチャレンジしたかったからです。
▶ワセダに入ってよかったこと
自分の能力を上げるための自主練など、努力が自由に制限なくできる環境が整っているところです。また、レベルの高い集団なので、お互いに高め合うことができるところです。
▶商学部を選んだ理由
私は起業したいという目標があるため、そのために必要な知識や能力を身に付けたかったからです。また、レベルの高い集団に入り、刺激を受け、自分を高めたかったからです。
▶どうやってラグビーと学業の両立をしてきたか
高校の時は、みんなの気が抜けそうな1年次に特にしっかり勉強するように心がけ、毎日3時間以上はするようにしていました。これは、練習がきつい日など関わらずやってきました。また、定期テストなどでは毎回、推薦を見据えて順位を意識するようにしていました。
▶系属校に入ってよかったこと
早稲田佐賀では3年間継続して部活動に取り組むことができ、私は10月くらいに推薦が決まったので、引退した後も部活動に参加することができました。最後の大会まで参加できるところが、系属校の良かったところだと思います。
▶受験生に向けてメッセージ
ワセダは自分がやりたいことを、サポートしてくれる最高の環境があります。興味のある学問を学ぶのも、部活動に取り組むのも、やりたいことを極めるのも自由です。自分のやりたいことをやるためにも頑張ってください!
田中大斗
ポジション:SO
学部:教育学部
出身校:早稲田実業
▶ワセダを志望した理由、時期
ラグビーにも力を入れていて、早稲田大学にも進学できる早稲田実業を中学3年生の10月頃に選びました。大学のラグビー部に入りたいと思った理由は、高校時代に花園の一回戦で負け、目標を達成できず悔しかった気持ちを、本気で日本一を目指している早稲田大学のラグビー部に入って晴らしたいと思ったからです。
▶ワセダに入ってよかったこと
これまで人数の少ない中学校、部員の少ない部活動に所属していたのですが、部員数がとても多いこの部活に入って、周りから受ける刺激をたくさん吸収できていると実感できるところです。また、昔チームメイトだった同期や先輩とも再会して、一緒に練習できていることも楽しいです。
▶教育学部を選んだ理由
1年生のうちに幅広く様々なことを学習できる教育学部の公共市民学専修に入って、自分に向いている、関心のあることを見つけたかったからです。
▶どうやってラグビーと学業の両立をしてきたか
勉強ができたわけではなかったので、とにかく毎授業勉強のできるクラスメートに聞いたり、友達と相談しながら勉強して、テスト前以外は授業内で勉強を完結させられるようにしていました。放課後はラグビーに集中できるよう意識して取り組んでいました。
▶系属校に入ってよかったこと
大学の学部を選ぶための試験はあったのですが、基本的には部活と学校生活をしっかり楽しむ時間が確保されていて、楽しいことや貴重なことを沢山経験できたのが良かったです。
▶受験生に向けてメッセージ
今自分はこれまでの人生の中でも特に充実した生活を送っていると思います。入ってからの生活は間違いないので、今自分にワセダは厳しいと感じている人も最後まで諦めず頑張ってください。
以上、12名の合格体験記をご紹介しました。
受験までつらく大変な日々が続くかと思いますが、頑張ってください!
早稲田ラグビーを目指す多くの方に上井草でお会いできることを、部員一同心待ちにしております!
※ここに記載されている情報は早稲田大学入学センターおよび各学部のWEB等を参考にしています。
早稲田大学の入学試験に関する公式な情報は早稲田大学入学センターおよび各学部等が発表するものを直接ご確認くださいますようお願いします。
※ラグビー蹴球部が行っている二軸の取り組み記事一覧はこちら。