平素より早稲田大学ラグビー蹴球部に温かいご声援をいただきありがとうございます。
本日より、今年度シーズンが本格的にスタート致しました。
「Tough Choice」のスローガンのもと、どんな局面でも厳しい選択をし続け、相良主将率いるこのメンバーで、日本一獲得につながる日々を過ごして参ります。
さて本日から、監督をはじめとし、主将・副将・学生委員へのインタビュー記事を掲載致します。第1回目の今日は、昨年度監督に就任し今シーズンが2季目となる、大田尾竜彦監督へのインタビューとなります。
早稲田スポーツ新聞会の協力のもと、昨シーズンの悔しい敗北を経て、今シーズンに向けた意気込みをお聞きしました。ぜひご覧ください。
※第2回:相良主将のインタビューはこちら
※第3回:鏡・吉村両副将のインタビューはこちら
※第4回:4年生委員のインタビューはこちら
※第5回:3年生委員のインタビューはこちら
<大田尾竜彦監督インタビュー>
――昨季の全国大学選手権(大学選手権)では準々決勝敗退という結果となりました。どのように受け止めていらっしゃいますか。
昨年1年間で非常に多くのものを得ることができましたが、勝負の最後のキワのところでのこだわりが足りなかったととらえています。
――チーム丸尾の天理大での負けから、昨シーズンはフィジカル面の強化、ブレイクダウンがテーマになったとうかがいました。実際に振り返ってみていかがですか。
非常によくなったと思います。ブレイクダウンに関しては、ディフェンスとアタックの両面で数字の上でも大きな成果が出ました。選手たちはよく練習についてきてくれたなと思います。
――対抗戦での明治戦勝利、選手権での敗戦と、2度の早明戦で勝敗が分かれてしまいました。この2戦を振り返ってみていかがですか。
やはり2戦とも取り切るべきときに取り切ったチームが勝った印象です。1度目の対抗戦では早大がディフェンスで耐えて取り切る時に取ったという試合で、大学選手権では取り切るべき時に取り切れなかったという試合でした。単純ですが、そこが大きな差になったのかなと思います。
――選手時代も過ごした早稲田での監督1年目、いかがでしたか。
初めての監督であったり、コロナもあったりと、ただでさえ大学の現場は卒業した時と今では大きく違い、わからないことも多かったです。そのような状況下でしたが、学生やコーチに助けてもらい、気づいたら1年が終わっていました。ものすごくスピード感のある1年間でしたね。
――監督2シーズン目を迎えられますが、現在の心境はいかがですか。
どうなっていくのかなという楽しみな部分と、怖さというか不安を感じる部分もありますが、今はどのように成長していってくれるのかという思いが一番強いです。
――今年のチーム相良をどのようにしていきたいか、ビジョンはありますか。
こだわりを持たせたいと思います。ラグビーがどれだけうまくとも、負けるときは負けるというのが昨年の印象です。とにかく日々こだわるというところを、昌彦(相良、社4=東京・早実)には託したいです。彼自身、非常に表裏のないまっすぐな人間で、長田(智希、令4スポ卒=現埼玉パナソニックワイルドナイツ)とは違った親しみやすさがあると思うので、昌彦らしいチームを作っていってほしいなと強く思います。
――最終戦から約3ヵ月が経ちますが、その敗戦を活かし、現在チームとして新たに取り組んでいることはありますか。
今はフィジカル面ですね。3月19日に行ったキックオフミーティングでも、部員に対して「1/1000への拘り」という話をしました。今季は細かい部分にどこまでこだわれるかが勝負だと思っているので、まずは体作りの部分でも選手自身が考えながら取り組んでほしいと思っています。
※キックオフミーティングの内容はこちら
――春シーズンの展望をお聞かせください。
春シーズンは横一線でセレクションしていくので、多くの選手にチャンスを与えたいなと思います。
――新入部員に期待することはありますか。
実力があれば1年生であろうと試合で使います。チャンスだと思って入ってきてほしいです。
――今シーズン、選手・スタッフ・全部員に期待することはなんですか。
それぞれの自分の持ち場で100パーセントの力を発揮するために、自分がここにこだわっているという部分をやり切ってほしいです。
――最後に、今シーズンの意気込みとファンの方へのメッセージをお願いします。
昨シーズンは皆様に優勝する姿を見せられなかったですし、本当に悔しかったです。この思いは自分だけではないはずで、この悔しかった気持ちをバネに雪辱を果たしたいと思っています。そのために必要なことを、覚悟を持ってやり切っていく所存ですので、今シーズンも温かいご声援をいただけると幸いです。
文:早稲田スポーツ新聞会・ラグビー蹴球部広報チーム 写真:ラグビー蹴球部広報チーム
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