早稲田ボールのキックオフでスタートした帝京大C戦。帝京大のアタックに対し、必死のディフェンスをするも、前半7分、早稲田のディフェンスの逆をつかれ先制トライを許す。
早稲田はWTB福島秀法(スポ1=修猷館)の力強いゲインを起点に敵陣でアタックする時間を作るものの、帝京大が個々の突破やモールからトライを重ね、前半は0-40で折り返した。
後半も帝京大の圧力に苦しめられるものの、早稲田は果敢なアタックを見せる。22分にWTB鈴木陽結(政経3=早大学院)のビックゲインを起点にFL永井新之介(スポ2=早実)がトライ、待望のこの試合初得点を挙げる。
31分にはラインアウトモールからHO真田稜大(教育1=早実)がグラウンディング、諦めることなくアタックの意志を示す。後半37分にはFB京山秀勇(人科3=東筑)の突破を受けたNO8勝矢紘史(スポ1=長崎北陽台)が相手のディフェンスを破りゲイン、継続してCTB平田楓太(スポ4=東筑)の持ち出しからSH清水一志(社4=早実)にパスをつないてトライを奪った。しかし、試合を通して帝京大のアタックに翻弄され、最終的には17-85で試合が終了した。
・出場選手コメント
CTB平田楓太(スポ4=東筑)
すべての局面において帝京大学さんに圧倒されてしまいました。普段の練習でできていることができていなかったと思います。次戦は今日の反省を活かし、スキルの部分はもちろんマインドの部分もしっかりと準備した上で臨みたいです。
PR米澤結人(スポ3=國學院久我山)
B戦、C戦共に、課題が多く残る試合となりました。夏によい形で戦えた相手だけに、今回の敗戦は非常に情けないです。しかし何かを失ったわけではないので次の試合に向けて練習に励みます。この試合では、課題を多く見つけることができました。この課題を活かすも活かさないも私たち次第です。個人個人が当事者意識をより深め、ひとつひとつの練習から、来たる慶應大学戦に向け、精進して参ります。
NO8鈴木風詩(社2=国学院栃木)
試合の入りからコリジョンのところで受けの姿勢となり、最後まで相手の勢いにのまれる形となってしまいました。前回の試合での個人的な反省を意識して取り組もうと心がけましたが、どの場面でも引いて受けてしまうことが多く、思うように試合を進めることができませんでした。自分の力が通用しなかったというのが非常に悔しいです。この悔しさを忘れず、上井草に戻ってからもひたむきに練習していきたいと思います。次戦では自分から仕掛けて、チームの流れを作れるようにプレーしていきます。
CTB中谷波一土(人科2=本郷)
今日の試合はチームとして、早いセットとスライドスピードをテーマに臨みました。しかし、そもそものコンタクトの部分で後手に回ってしまい、終始相手の思うままにラグビーをさせてしまった印象です。後半は縦へのプレーを継続して3つのトライを取ることができましたが、それでも何度もギャップを突かれ、課題が多く残る試合となりました。次戦はもう一度チームとしてやるべきことを見直し、継続したアタックと粘り強いディフェンスで必ず勝利したいと思います。
FL中島潤一郎(教育1=桐蔭学園)
今日の試合はフィジカル、スキル共に力の差を感じました。相手の強みを消すことができずに相手に合わせて戦ってしまった試合でした。次戦に向けて練習から自分たちのスタンダードをもう一段階上げて、締まった試合ができるように努力します。
文・写真=早稲田大学ラグビー蹴球部広報チーム