松中羽菜(スポーツ科学部/大妻多摩)
【現役・一般】
去年のこの時期は問題演習を重点的にやっていましたが、問題演習に関しての反省点は、「苦手な問題・難しい問題に長い時間をかけてしまったこと」です。もちろん、本番を想定して自力で解くことも大事です。しかし、考えてもわからないものはわからないです。時間は有限なので、わからなかったら丸つけ後に自分で解説を見て理解する、または先生にすぐに聞きに行くことをお薦めします。そして大事なのは、そういった問題を復習したあと、3日後、1週間後、と日にちを置いて何度も解くことです。反復が大事です!
もうひとつの反省点は「単語力不足」です。なかなか単語を覚えることにやる気が出ず、後回しにしていたのですが、問題演習を始めてから自分の単語力不足に驚き、焦って毎日最優先でやっていました。覚えるのは今からでも遅くないと思います。そして単語は何個覚えていても損はないもので、多ければ多いほど有利です。まずは『ターゲット1900』くらいのレベルの単語帳を完璧にすることを目標にして、それが完璧になったら『鉄壁』などの難しいレベルの単語帳に移ってみてください!
他の小さな反省は受験勉強中に毎日していましたが、その代わり翌日に挽回できるようにしていました。「±0にする」という考え、そして切り替えが大事です!
生活面の後悔は、朝早くから勉強すると意気込んでも「眠気に負けて早く起きられなかった」ことです。その後やるべきことをなんとかやって勉強量は確保できても、朝起きられなかったという「できなかった」感がずっとあり、一日中メンタルがよい状態ではありませんでした。よりよいメンタルで勉強することが大事だと思います。勉強量も確保するべきですが、その質にもぜひこだわってください。
試験当日の後悔は、「持ち物」に関して。自分のやってきたことが目に見えるように、という思いから、商学部の試験当日に厚さ20cmもの過去問ファイルを持って行ったのですが、ただ重いだけでした。ぜひ、今までやってきた自信を自分の中で持てるようになるまで勉強してください。もし何かを持っていくとするならば、勉強を記録していたノートでもいいかもしれません。
しんどいことも多いと思います。そんな時は支えてくれている周りへ視野を広げてみてください。周りに感謝しながら、早稲田ラグビーを選手として目指す人も、スタッフとして目指す人も、目指すところをぶらさず、最大の努力をし続けてください!
ちなみに私のモチベーションの上げ方は、勉強記録ノートに早稲田スポーツのシールを貼って意識を早稲田に常に向けること、早稲田ラグビーの試合を休憩時間などに見て絶対ここに入る!と意識し続けることでした。
来年の春、上井草で会いましょう。応援しています!!
第五回目は、
小澤ジョージィ(スポーツ科学部/流通経済大学付属柏)の失敗体験記をご紹介します。
お楽しみに!
文・写真=早稲田大学ラグビー蹴球部広報チーム