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2024
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ジュニア選手権決勝トーナメント/明治大学戦展望記

関東大学対抗戦(対抗戦)も終盤にかかる中、関東大学ジュニア選手権(ジュニア選手権)カテゴリー1の決勝トーナメントが開催される。帝京大、早大、明大、東海大の上位4チームが出場権を獲得。現在、全体2位の成績を残す早大Bは、3位の明大Bと早大上井草グラウンドにて準決勝を行う。決勝進出をかけた約2ヵ月ぶりの再戦、白熱した戦いになるのは間違いない。

先月行われた慶大との最終節。前半、見事なゲインで相手陣地のプレーを続けた早大B。18分にWTB磯崎錬太郎(商3=徳島・城東)が敵陣深くでギャップを抜けるとサポートに入ったCTB平田楓太(スポ4=福岡・東筑)がトライに成功。後半序盤にも相手の反則からペナルティーゴールを決め、10-0と大きく差をつけた。しかし、以降は慶大Bの攻撃に苦しめられる状況に。FW陣の必死のディフェンスでカバーするものの、ラックサイドを突かれ、立て続けに2トライを献上。最終得点を10-14とし、早大Bは黒星で終えた。

「80分間やり通せるようなスキルとメンタルの部分をチーム全体として伸ばしていかないといけない」とゲームキャプテン平田は語る。前半で見られた勢いあるプレーを、どこまで後半に継続できるかが今後の課題だ。

巧みなステップでディフェンスを突破するWTB磯崎

2ヵ月前の明大Bとの対戦では、大敗を喫した昨季とは一転、白熱した展開を繰り広げた。前半序盤こそはミスを連発したものの、後半から追い上げを図り、逆転。勢いそのままに早大Bがリードを保ち、33-26で勝利を収めた。だが、明大Bは容易な相手ではない。早大Bと同じく勝敗を2勝2敗としている状況でもあって必ず前回のリベンジを狙ってくるはずだ。

厳しい展開が予想される準決勝。早大の注目選手は、フッカー安恒直人(スポ2=福岡)。ここまでの全試合で存在感を示し、コンタクトの部分で成長が見られる。次戦では更にレベルをあげたプレーでチームを勝利に導いてくれるだろう。また、リザーブでは初のメンバー入りを果たしたロック江島航(法4=早稲田渋谷シンガポール)も出場。ラストイヤーにかける想いのこもったプレーにも注目してほしい。

相手と対峙するフッカー安恒。体を張ったプレーでチームを勝利に導く

今年の試合も残りわずか。Bチームで活躍を収めた選手が対抗戦でメンバー入りするなど、チーム内でさらに赤黒への争いは熾烈になっている。トーナメントの優勝を勝ち取り、控える早慶戦、早明戦に向け、自己の実力をアピールできるか。選手たちの奮闘は続く。

文・写真=川上璃々(早稲田スポーツ新聞会)