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2024
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部内講演会/左京先輩のお話を聞きました

11月11日、3年生・4年生対象に部内講演会が行われました。

講演者は、第84代主将を務めた左京泰明さん。

2001年シーズン、関東大学ラグビー対抗戦グループで11年ぶりの優勝を果たし、全国大学ラグビーフットボール選手権大会で5年ぶりの決勝の舞台へとチームを牽引されました。

卒業してから20年、上井草へ足を運ぶのは13年ぶりという左京さん。ご自身の経験から、『「荒ぶる」を掴み取り、早稲田大学で学ぶということ』をテーマに、お話をしていただきました。

講演会の様子

<左京さん講話(一部抜粋)>

100年以上続く、早稲田ラグビーという組織。

環境が変わっても(当時は東伏見グラウンド)、チームの在り方、チームの向かう場所が何ひとつ変わっておらず、みなさんに話ができる今日の機会にうれしさが込み上げている。

なぜ軸がブレることなく、早稲田ラグビーが在り続けられるのか。

追求していった時に残るものはシンプル。

全員がアカクロを目指す、アカクロを目指さない部員はいない。

そして、個人が切磋琢磨したその先に、組織として「荒ぶる」がある。

冠婚葬祭でも、日本一を掴み取った代しか「荒ぶる」を歌うことは許されない。

早稲田ラグビーはこの100年間、大学日本一しか目指していない。

このブレない目標が、早稲田にしかない強み。

また、アカクロを着る、着ないの話ではなく、自分のために、チームのために、日本一のために何を成し遂げたいかを常に考え、自問自答する。

競技に必要なスキルを身につけることだけではなく、人間的な価値観にまで影響を与えてくれる、当たり前ではない素晴らしい環境がある。

このような構造があるから、何年経とうとも早稲田ラグビーの伝統は継承され、いつ戻ってきても同じ光景が見られる。

「荒ぶる」を獲るその時まで、全員で早稲田ラグビーを体現してほしい。

このように熱いメッセージをいただきました。

<左京さんのお話を聞いて>

相良主将

4年生の頑張りを後輩は見ているし、試合に出ている、出てない関係なしに、4年生の影響力は大きいため、背中を見せるのが4年生、そして主将の役目だと感じました。1日1日を本気で悔いなく過ごすことが結果に現れ、来年以降の早稲田の強さにもつながるのだと思います。

シーズンも佳境に入ってきましたが、ひとりひとりが闘えるチームにしていきたいと強く思っています。仲間を信頼していても、頼るのではなく、まず目の前の敵を自分が倒すという気持ちを全員が持てるようなチームにまとめ上げたいと思います。

悔いのないように、毎日を全力で過ごしていきます。

吉村副将

左京さんのこれまでの人生において、早稲田ラグビーで過ごした4年間が様々な判断をする上でのベースになっているのだと感じました。ひとりひとりが、なりたい自分、なりたいチーム像のためにハードワークできるような組織にしていきたいと思います。

今回の講話を通じて感じた、自分の意志を持って行動する大切さや早稲田ラグビーで過ごす時間の大切さを、残り約2ヵ月で体現し続けます。

鏡副将

左京さんのお話をうかがって、早稲田ラグビーの部員の想いや目標は脈々と受け継がれて来たのだと再認識しました。また人生選択の部分や早稲田ラグビーの経験が社会にどう生きるかなど、多くの学びを得ることができました。

全員が同じ目標、同じ方向を向いているチームが強いということや一体感が生まれるということを再認識できたので、最後まで全員で切磋琢磨し、チーム一丸となって闘っていきたいです。

「荒ぶる」を取るために、残り少ない時間の一瞬一瞬を大切にして、自分にできることを全力で全うしていきたいと思います。

岡﨑委員

今回のお話を聞いて、早稲田ラグビーが目指す「荒ぶる」の価値を改めて考えることができました。100年以上も続くチームの中で常に全員が目指しているものが「荒ぶる」であることを再認識し、その目標に向かって突き進む選手として、日々成長し続けたいと感じました。

そのうえで、選手ひとりひとりが強い意志を持った組織になっていきたいと考えています。個人の目標はそれぞれですが、「荒ぶる」を全員で追い続ける組織でありたいです。

日々の練習で全てを出し切ります。応援してもらえる選手になれるように、ラグビーだけではなく人間的にも大きく成長します。

本日のお話を聞き、より一層気の引き締まった上級生。

1週間後には100周年目の早慶戦が開催されます。

絶対に負けられない戦いが続きますが、今回の講話から学んだことを日々の練習から体現し、「荒ぶる」獲得のために前進を続けたいと思います。

引き続き、温かいご声援の程、何卒宜しくお願い致します。