2002/4/7
YCACセブンス・観戦記
1回戦・対東京ガス(33-17) まずチームに勢いをつけたのが、正木健介(3年)。開始4分、自陣でボールを受けるとステップ一発で相手を抜き去り、そのまま独走。ライン際を軽快に駆け抜け先制となるトライを挙げた。 このプレーで硬さのとれたワセダはエンジン全開。山田智久、吉永将宏の快足3年生コンビを中心としたアタックで次々とトライを奪い、見事に社会人チームから勝利を収めた。
先発メンバー 阿部一樹④、紀昌宏③、加藤かい③、羽生憲久④、安藤栄治②、正木健介③、吉永将宏③ 交替 山田智久③(←正木)、町田啓太④(←加藤)、末石鉄之祐③(←紀)
準々決勝・対トヨタ自動車(10-43) 連続社会人撃破に果敢に挑んだが、力の差は如何ともし難かった。前半はキックオフのボールをまったく確保することができず、防戦一方。ほとんどの時間をディフェンスに強いられるという最悪の展開で、相手にいいようにあしらわれてしまった。 後半に入るとようやく反撃開始。素早い仕掛けから活路を見出し、相手と対等に渡り合い、観衆を多いに沸かせた。そんななかピッチで一番の光を放ったのが山田。先月の遠征でも外国人にほとんど止められることのなかった通称「ゴキブリステップ」で相手を翻弄し、チームに2つのトライをもたらした。 大敗を喫したが、相手・トヨタ自動車にはティアティア、キャッシュモアといった世界トップレベルの選手が出場。スピード、パワー、テクニックとあらゆる面で格の違いを見せつけられたが、「ああいう選手と実際に体を当てることは大きな財産になる」と今泉監督も収穫ありといった様子。次週のジャパンセブンスではより「進化」したワセダが見られるはずだ!
先発メンバー 阿部、紀、加藤、羽生、安藤、正木、吉永 交替 菊池和気②(←正木)、中村大祐②(←吉永)、山田(←安藤)
<存在感を見せつけた山田> 「今日は久しぶりの芝なんで楽しめました。アイルランド・イギリス遠征で自信がついた。遠征以来、思い切ってプレーできるようになった。(トヨタの外国人はすごかったけど)僕は実際に対峙してはなかったんで(笑)。今年はレギュラーでいきたいですね。自分がやらなければならないことは分かっている。春からそれをひとつひとつクリアしていけば、いけると思う。新チームの練習は昨年の春と違って激しい。そこでしっかりとスキルを磨いてがんばりたいです」 |
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