涙の予餞会から一夜明けた2月22日(2連覇を祝うかのようなフィーバー振り???)、聖地・上井草にて『佐々木組』追い出し試合を開催。数々の『伝説』を作り上げた34人の精鋭たちは、たくさんの笑顔に見送られワセダラグビーを巣立っていきました。
まずは、4年生とTYS(3年生以下仮想?Aチーム)が20分のガチンコ対決。厳しさを叩き込みたい4年の使命感と、圧倒しての恩返しを目論むTYSの決意のぶつかり合いは見応え十分でした。新主将・東条雄介が佐々木隆道にブッ刺されば(隆道、ちょっとだけ切れた?)、4年生も「らしさ」溢れる愚直なプレーで必死の応戦。「隆道さんたちが僕たちに残してくれたものは、ひとつひとつのプレーへの拘り、激しさ、意識の高さ。今日試合をしてみて改めて自分たちに足りないものを認識しました…」(東条)。試合は14-0で何とかTYSが勝利したものの、『佐々木組』の偉大さを身をもって実感したようです。
そして真剣勝負が終わった後のハイライトは、副務・小木曽みなみが対1年生戦の最後に見せた、タックル→ジャッカル→80メートル独走トライ! さすがは史上最強『佐々木組』の敏腕女子マネジャー。その美しい一連の流れにもまた、『佐々木組』らしさがギッシリと詰まっていました(ちなみに本人はその後のコンバージョンを外したのが、心残りだったらしい。さすがは『佐々木組』。女子マネも貪欲です…)。小木曽みなみさん、本当にお疲れ様でした。いつもチームを支え続けた、その存在あっての『佐々木組』最強伝説です。
日も落ちかけた上井草の夕刻、後輩たちへメッセージ(下級生がジャージーにメッセージを書いてもらう伝統は不変です…)を一通り贈り終えると、佐々木隆道はすっきりとした表情で呟きました。「もうこれで完結です…」。たくさん泣いて、たくさん笑って、本当に最高でした。『佐々木組』、かっこよすぎです―