『権丈組』は気合タイ!― 緊張の『関東ウィーク』がいよいよスタート。この春の集大成、ワセダの行く末を決める特別な戦いを前に、聖地・上井草は大きな熱に包まれた。
まずは23日(土)、練習前のミーティングで、ワセダがすべきこと、関東に勝つために必要なものを改めて確認。ラインアウト、スターター、チームアタック。ひとつひとつのプレーをしっかりと確かめながら、戦いの基盤を作り上げた。
そして24日(日)は一転、帝京戦後1番の強度でガッチガチ。スクラムライブ、一触即発の継続ドリル、そしてスーツ着用アタック&ディフェンス…。「ブレイクダウンが生命線だろ!」「激しくー!」「動き出し!」。これぞ関東前。怒号が飛び交うなか、アッという間に2時間が過ぎていった。雪辱に燃えまくる男たち。いよいよスイッチが入ったといったところか。
「関東戦のポイントは激しさ、コンタクトの部分です。そこがこの春やってきたことだし、自分たちの1番の武器。昨年は関東にそこで負けた。みんなもしっかり分かってると思いますよ」(主将・権丈太郎)…。そこには理由も理屈も、オシャレなプレーも必要なし。『権丈組』、この春のすべてを懸けて。春関東まであと6日。ワセダか、カントーか、それが問題だ―