早稲田大学ラグビー蹴球部では分析作業を専門に行うスタッフを募集しています。分析スタッフは他のスタッフと比べ採用が始まったのが遅く、私中丸で実質3人目になります。
そのため、実際に何をしているのか、理解されていない部分があると思うので、今回は少し説明させていただきたいと思います。
分析の仕事としては、主に以下の2点が挙げられます。
一点目は、相手チームの分析です。専用のソフトを使い、アタック、ディフェンス、セットプレイなど項目ごとに分析し、監督やコーチとともに対策を考え、出来る限り選手が相手チームの特徴を把握して、自信を持って試合に臨めるよう準備をします。試合が終わった後には映像を使って自チームの反省を行います。シーズンが始まれば、ほぼ毎日ミーティングがあるので、その準備も重要な仕事の一つです。
二点目は、毎日の練習、試合のビデオの撮影などです。ただビデオを撮るだけではなく、構図を考えてどうすれば見やすい映像が撮れるかを常に考えることが求められます。その他にも、映像、ビデオ等に関する雑務も存在します。(PCの環境整備、ソフト導入等)
確かに他のスタッフと同様、作業に割かなければならない時間は長く、選手よりも拘束されることは多いです。また、これもすべてのスタッフに言えることですが「アカクロ」のような絶対的目標がなく、自分の仕事の成果は見えにくいものです。しかしこの仕事をやるうえで、中竹監督やコーチ陣と接する時間が多く、各界で活躍する諸先輩と交流でき、それは自身の成長につながっていると私は確信しています。また、「日本一」『荒ぶる』の瞬間の感動はこの場所以外では味わえないものです。
「分析」というと、「ラグビーに詳しくなければならない」というふうに考えられるでしょう。もちろん、初めから詳しいに越したことはありません。しかし、それよりもラグビー部が望んでいるのは「ワセダラグビー」を愛し、本気で部のことを考え、貢献できる人です。私も、ラグビーは高校で3年間やっただけですし、まだまだわからないことはたくさんあります。「詳しくないから…」という理由であきらめずに、上に書いた条件を満たしていることに自信がある人ならば、是非是非上井草を訪れてください!お待ちしています!