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2024
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対大東大C ノーペナルティならず悔しい敗戦


 大東大Cを迎えたこの日、掲げたテーマは「ノーペナルティ」。これまで多かった反則をなくすことで、ミスなくテンポの良いゲーム運びを目指したが、結果は21-24と惜敗に終わった。「自分達でペナルティして、キック蹴られて、トライされるの繰り返し。辻コーチから言われていたノーペナルティを徹底出来ませんでした」(CTB荒田小太郎)…。来週に控える明治戦に向けて、課題が明確に表れた試合内容となった。
 80分通して、取っては取られてのシーソーゲーム。まず前半14分、相手ペナルティから荒田が速攻で持ち出し、インゴールまで走り切って先制トライをあげる。しかし6分後にはスクラムからサイドを破られ、同点トライを献上。更に29分にはペナルティをおかしてゴール前に迫られ、ラインアウトからのモールであっさり押し切られて逆転されてしまう。一矢報いたいワセダは前半終了間際、フランカー・渡辺千明の突破が起点となり、ラックから素早く展開。大外にいたWTB赤澤祐太がディフェンスを振り払って12-12に追い付くと、ゴールも決まり2点リードで前半を折り返した。
 点差を広げたい後半だったが、なかなかペースを掌握できずに試合が進む。開始直後に自陣ゴール前でのラインアウトからモールで崩され、再びリードを許した。それでも9分に渡辺のトライで再度逆転に成功。その後突き放しにかかるも「敵陣に入ってトライを取りきる、その最後のところで取りきれなかった」(フッカー・吉村陽介)ワセダ。幾度もチャンスを逃している内に、37分、またもやゴール前ギリギリの攻防から、モールでの力負け。勝ち越しトライを奪われ、そのまま逃げ切られる形で試合は終了した。
 「テンポを上げるべきところでミスがおきた、あとは自陣にいすぎたというのが敗因だと思います」(荒田)。わずか3点差で涙を呑んだCチーム。「今のままだと絶対いけない。一人一人が前に出て、アタックでもディフェンスでも、明治を前に出させないようにこれから一週間、やっていきたいと思います」(吉村)。やるべきことが浮き彫りになったこの敗戦を大きな糧にして、ライバルとの大一番に挑む。

圷萌奈


<ペナルティの多さを悔やむフッカー吉村陽介>
「試合前に、ノーペナルティでいこうと辻コーチに言われていました。結果的には10個以上して、相手のペースにしてしまった。自分達のペースに出来なかったのが敗因だと思います。テンポを上げて敵陣に入ってトライを取りきる、その最後のところで取りきれないのが、最終的に響きました。辻さんからも、ペナルティが多かったと。個人で反省するように言われました。モールは練習はしているので、あとは一人一人の意識だと思います。今のままだと絶対いけない。一人一人が前に出て、アタックでもディフェンスでも、明治を前に出させないようにこれから一週間、やっていきたいと思います」

<この春の集大成を誓うCTB荒田小太郎>
「今日は、テンポを上げるべきところでミスがおきた、あとは自陣にいすぎたというのが敗因だと思います。チームのテーマを意識して、ペナルティしないと言ってたのに、自分達でペナルティして、キック蹴られて、トライされるの繰り返し。コーチから言われていたノーペナルティを徹底出来ませんでした。自陣に釘付けだった後半は、前に出られない、停滞からのアタックが出来てなかったです。今週ずっとそういうことを練習でやってきたが、意識が統一出来ず、ミスも出て、それが自陣にずっといるのに繋がったと思います。具体的なミスは、個のリリースだったり、アタックのキャリアのところ。すぐ寝てしまうので、もう一歩出来ると思います。反省練がありませんでしたけど、一人一人が自分で考えて、それも辻さんからのメッセージかなと。気持ちの問題なので、そこをもう一度考えろということだと思います。次の明治は特別な相手ですし、今日みたいな試合やってたら絶対勝てない。ここで見せないと、Cはもうすぐ夏に入っちゃうのでアピールする時間が少なくなるので。今までやってきたことの集大成、良かったこと、悪かったことを全員が100%意識してやりたいです。青森のみんな、頑張ってるので応援して下さい!」