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対慶應B 「慶應大に敗れるも、セカンドフェーズ進出決定」

第33回関東大学ジュニア選手権 対慶應大B 11月13日 早大上井草グラウンド
慶應大に敗れるも、セカンドフェーズ進出決定

 

 関東大学ジュニア選手権(ジュニア選手権)、ファーストフェーズ最終戦。ワセダはセカンドフェーズ進出を懸け慶應大Bと対戦した。この試合で負けるとセカンドフェーズ進出が厳しくなるだけに、是が否でも勝ちたいワセダであったが、後半に逆転を許し8-12で敗れた。セカンドフェーズ進出を逃したかに思われたが、暫定で勝ち点が並んでいた東海大Bも同日に敗戦。勝ち点では並んだものの、規定により直接対決で勝利しているワセダがセカンドフェーズ進出を決めた。

 

 前半から意地と意地がぶつかり合う。素早いアタックから突破の糸口を見出したいワセダであったが、慶應大の魂のタックルに阻まれなかなかチャンスをつかめない。ゲームが動いたのは前半10分。22メートルライン付近でペナルティを受けると、SO吉井耕平(スポ3=奈良・御所工)がペナルティゴールを落ち着いて決め先制点を奪う。26分、吉井のキックパスをWTB山崎智朗(スポ3=東京・国学院久我山)が受け取り、インゴールを陥れたかに思われたが、わずかにタッチラインを出ていたため追加点とはならない。直後の28分、ワセダはラインアウトからモールを形成し、最後はフッカー齋藤健(スポ4=神奈川・横須賀)が抜け出しトライを決める。しかし慶應大も負けてはいない。33分に怒涛(どとう)のアタックでワセダを攻め、待望のトライをもぎ取る。早慶戦は前半を8-5で折り返す。

 

 ワセダのキックオフで始まった後半。追加点を取り逃げ切りたいワセダだったが、チャンスでミスが重なりなかなかペースがつかめない。一方の慶應大もインゴールは遠く、両チーム一進一退の攻防が続く。疲れが見え始めた後半25分。慶應大はラインアウトからモールを形成し、BKへ展開する。最後は慶應大WTB児玉に大外を破られ失トライ。コンバージョンキックも成功し、8-12と逆転を許した。このまま負けるわけにはいかないワセダは試合終了間際、ゴール前5メートルで猛攻を見せる。しかし慶應大の必死のディフェンスに阻まれ最後はノックオンで無念のホイッスル。8-12で逆転負けを喫した。
 
 「取れるところで取り切れない」、「後半の相手のペースできつい時間に我慢しきれない」と山崎が語るように、多くの選手が敗因を『大事な場面でのミス』と振り返った。次回からは負けたら終わりの戦いであるセカンドフェーズが始まる。1回戦は先日惜しくも敗れた帝京大だ。きょう見つけた課題を克服して、すべてをぶつけてほしい。

 

(記事 早稲田スポーツ新聞会 坂田謙一)
 
ゲームキャプテン・フッカー齋藤健(スポ4=神奈川・横須賀)
――惜しくも敗れましたが、率直な感想をお願いします
明治戦と帝京大戦と同じく悪いところが出ました。
――ゲームキャプテンとしてどんな気持ちで臨みましたか
勝つしかないという気持ちと前に出るという気持ちですね。
――セカンドフェーズ進出に関して
このままじゃ絶対に勝てないし、やってることが同じなので、チームとしてやってること
を整理してセカンドフェーズ迎えたいと思います。
――今日の反省点を教えてください
最後FWでこだわるというところで接点が終わってしまったところと、とにかくキャリアーが前に出てないから、BKに良い球出しができないところです。個人としては、もう少しブレイクダウンをファイトしてターンオーバーを狙っていきたいです。
――帝京大戦に向けて
たまたま得られたチャンスなので、チャンスを活かして頑張ります。
 
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