先制点は前半9分。敵陣でのラインアウトから右に展開し、WTB阿部太一(法4=埼玉・早大本庄)がインゴールを駆け抜ける。続く17分にはCTB布巻峻介(スポ2=東福岡)がタテへ突破。SH辰野新之介(文構3=神奈川・桐蔭学園)から順目に繋ぎ、最後はWTB山崎智朗(スポ4=東京・国学院久我山)がトライを挙げる。その後も果敢に攻め続けるが、ペナルティを犯し、なかなか追加点を奪うことができない。それでも相手を自陣に寄せ付けなかった。そして 32分、39分と再び阿部がインゴールを陥れ、ハットトリックを達成。完封に期待を寄せ、前半を終えた。
(早稲田スポーツ新聞会 千歩まゆあ)
<SO吉井耕平ゲームキャプテン(スポ4=奈良・御所工)>
――きょうを振り返って
ファーストゲームなので、絶対に勝つということを意識して、チームを勝利に導けるように1週間チーム作りをしてきました。
――ゲームキャプテンとしてはどのように試合に臨みましたか
ゲームキャプテンをやるのは初めてだったので、どうやってチームをひっぱっていくかというのはなかなかわからなかったんですけど、自分なりにできることをやりました。
――前半に比べて後半はあまり流れが良くなかったですが
気は抜けていないと思うんですけど、やっぱり前半と同じ意識でプレーしたのでは、自分たちの流れでゲームできないなというのはすごい感じました。前半が終わった後の集中力と、メンタルの面で切り替えるということが大事だと思いました。
――ご自身のトライについて
周りの選手がターンオーバーして、しっかりゲインをきって敵陣に入れたので、そういう点ではみんなのトライだと思います。粘り強さというのは意識してきたことなどで、良かったと思います。
――調子はいかがですか
自分らしさがちょっと出てきたかなと思います。
――あすのAチームの試合では、リザーブとしてメンバーに選ばれていますが、意気込みをお願いします
出るチャンスがあったらそれをものにするしかないので、頑張りたいと思います。
<プロップ安江順(社4=東京・早実)>
――今季はじめての試合となりましたが、感想を教えてください
相手どうこうというよりは、ワセダが春ずっとやってきたことを、B(チーム)の初対外試合なのでどれだけ通用するかということでした。基本的に最初の10 分で相手を圧倒して、あとは走り勝つというのがテーマでした。最初の先手は取れたかなと思うんですけど、順目順目の意識、走り勝つという部分では、そうい うシチュエーションもなかったですしまだまだだと思います。
――スクラムの完成度はいかがですか
及第点だったと思います。もっといけると思います。
――ペナルティが目立ちましたが
劣勢じゃなくて、優勢でターンオーバーできるといういい意識の中でのブレイクダウンのペナルティが多かったと思います。そこの精度ですね。くだらないペナルティもありましたが、悲観するペナルティではないです。意識で変わる部分なので。
――セットプレーがカギとなる相手でしたが
ラインアウトはいまいちだったんですけど、スクラムはメイジさんの心臓というか、そこを止めれば絶対に勝てると思っていました。
――今後の課題を教えてください
ワセダとしてはいい感じで攻めているときのペナルティが多かったです。そこで取りきれていればもっと点差も開いたと思います。あとは後半途中から僕は出て いないんですけど、ディフェンスの場面でああいうFWでゴリゴリくるチームに、近場近場で食い込まれていて、最初からそれをやられていたら危ない場面が何 度もあったので、ディフェンスのセットの部分が課題です。僕個人としてはもうちょっとフィールドで目立ちたいです。
――春の目標を教えてください
上田竜太郎主将(スポ4=東福岡)を抜いて1番で出ます。