『年に一度の感謝祭』開催!
早大ラグビー蹴球部にとって恒例行事である北風祭がことしも上井草グラウンドで開催された。『年に一度の感謝祭』とあって多くのファンや関係者が来場。グラウンドに並ぶ地域の模擬店や、選手と観客が交流できる楽しい企画の数々に会場は大いににぎわい、笑顔の絶えないイベントとなった。
祭りはOB戦で華々しく幕を開けた。中でも注目を集めたのが、後藤禎和監督(平2社卒=東京・日比谷)。自らOB試合を呼び掛けたという監督は、人一倍激しいプレーで観客を沸かせる。中西康(教4=東京・国学院久我山)や岩丸和弘(基理4=東京・本郷)など部員よるコミカルな実況もあり、会場の盛り上がりは最高潮に。監督チームは試合に敗れたものの、笑顔で健闘をたたえあう様子に大きな拍手が送られた。
試合後は現役部員が登場。芝を開放してのラグビー体験ではスクラムやタックルなどの各コーナーが設けられ、グラウンドのあちこちから歓声が飛び交う。多くのファンが選手と話をしながらプレーする貴重な体験を楽しんだ。ことしから開催されたミニ運動会にも多くの子どもたちが参加。選手と手をつないで走ったり、選手が子どもを抱きかかえて玉入れをしたりと、共に汗を流す時間を堪能した。ポジション対抗の部員演武も白熱する。練習を重ねたネタや歌、ダンスを披露し、試合では見ることのできない姿で観客を笑わせた。
上田竜太郎主将(スポ4=東福岡)の挨拶と、部歌『北風』の斉唱で幕を下ろした北風祭。選手にとっても、地域の人やファンにとっても、互いの交流をより一層深めることができただろう。短いオフも終わり、8月からは夏合宿も始まる。厳しい夏を経て、次は試合でのりりしいプレーで魅了してくれるに違いない。
(早稲田スポーツ新聞会 和田真朱乃)
早稲田スポーツ記事はこちら