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2024
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第8回週刊ワセダラグビー 主務・副務インタビュー

皆さんこんにちは。4年レフリーの山口です。
今週は主務の近田望(4年WTB早大学院)副務の市瀬奨一郎(3年FL早稲田実業)に話を聞いてみました。
 
山口 主務から見て今年のチームの特徴は何ですか?
 
近田 個が強い昨年と比べたら、チームワークが良くまとまったチームだと思います。
 
市瀬 確かにそれは感じます。皆の一体感は昨年よりあります。
 
山口 昨年1年副務をやりましたが、今年から主務になって、仕事は辛いですか?
 
近田 本当に辛いです。副務をやる期間が1年間だけなので、2年目から主務になって責任ある仕事をする時のプレッシャーはあります。
また、孤独を感じる時があります。昨年度主務の池田さんが言っていましたが、チームに真の理解者はいないです。選手もスタッフも両方同時にやっているので・・・唯一の味方は歴代97人の主務の先輩方だけです。そのために主務副務の協力が本当に大事です。
 
山口 特に孤独を感じるのはどのような時ですか?
 
近田 昨年負けたあと、新チームが始動するまでの間は辛かったです。主務は決まっているのに、キャプテン・副キャプテン・監督などは決まっていない状態でした。その時は本当にさびしかったです。
 
山口 市瀬は?
 
市瀬 近田さんが忙しくしている中で、自分がどうしようもできない無力さを感じます。
 
近田 市瀬はこの時期にしてはすごく出来ていると思います。
 
市瀬 そんな事は無いですよ(笑)。
 
近田 昨年経験して分かった事は、市瀬にプレッシャーはかかるけど副務の準備次第で勝敗を左右することがあるということです。負けた時、副務としてもっと出来る事があったはずだと後悔しました。
 
山口 仕事で一番辛い事は?
 
近田 一番辛い仕事は人間関係の構築です。どの組織でも必要ですが、そのレベルが今までと違う。一気に社会に出た感じがします。
 
市瀬 僕は寮生活に慣れるのが大変でした。環境が変わって自分のプライベートが無くなった。でも楽しいし、良い経験ですよね。入寮した方が体重も増えるし、ラグビーをやる環境的には良いですね。
 
近田 自分が停滞したらチームも停滞するのを感じるから本当に責任を感じます。冗談で「忙しいぶるなよー(笑)」と言われた時、本当に忙しかったらイラっとします。
 
市瀬 副務になってから、ラグビーの事だけ考えてプレー出来るのは本当に幸せだと思いました。そしてスタッフがこんなにチームの事を考えて生活していると言う事を実感しました。選手はプレーに集中する事が一番だと思うけど、でもスタッフがこんなに頑張っているってことを選手にも少しは知って欲しいと思いました。
 
近田 モットーは、後悔は絶対にしない。どんなに辛い時も、やめたいとかは絶対に口に出さない。そう思ってやっています。
 
山口 最後にファンの皆様に一言お願いします。
 
近田 主務としても選手としてもラスト1年全力を尽くします。今シーズンも変わらぬ応援宜しくお願い致します。
 
市瀬 ファンの皆様の応援、サポートが本当に私達の力になっています。ありがとうございます。今後とも変わらぬご声援の程宜しくお願い致します。
 
 
ありがとうございました。
近田主務、市瀬副務、選手とスタッフ業の両立、頑張ってください。

 
左から主務の近田望(4年WTB早大学院)副務の市瀬奨一郎(3年FL早稲田実業)