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2024
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vs日体大 『ミスが目立ち曇りを晴らす快勝ならず』

関東大学対抗戦 対日体大 11月8日 群馬県立敷島公園サッカー・ラグビー場
 
先週の帝京大戦の目を覆いたくなるような大差での敗戦から一週間。「失いかけていた自信を取り戻す」(フッカー貝塚隼一郎、政経4=埼玉・早大本庄)と気持ちを切り替え、日体大との一戦に臨んだ。前半3分にPGで先制を許してしまい、苦しい立ち上がりとなってしまう。簡単なミスやペナルティーなども多発し、なかなか流れに乗ることができない。しかし、セットプレーからチャンスをつくり2トライを挙げる。後半に入ると少しずつBKのエンジンもかかり始め、得点を重ねていった。最終スコアは52-17。勝利こそ収めたものの、内容としてはもどかしさが残る試合となった。
 
 筑波大、帝京大と2連敗を喫し、もう後がない早大。しかし前半3分、PGで先制を許してしまう。12分にロック桑野詠真(スポ3=福岡・筑紫)がラックサイドをこじ開け逆転するも、雨からかミスが目立ち、スコアは停滞。試合が動いたのは23分だった。敵陣ゴール前でスクラムのチャンスを得ると、徹底してFW勝負。日体大もたまらずペナルティーを犯すが、早大はここでもスクラムを選択。プレッシャーを掛けスクラムを押し込むと最後はNO・8佐藤穣司副将(スポ4=山梨・日川)が抜け出して中央にトライした。さらに31分にはフランカー宮里侑樹(スポ1=沖縄・名護商工)がタテに切り込みラインブレイク。サポートに入ったWTB鈴木亮(教4=神奈川・桐蔭学園)にボールが渡り左隅に飛び込んだ。26分、34分にPGを決められるも、21-9で前半を折り返す。
 
 後半に入り、少しずつ得点のペースは上がっていく。6分、15分と得点を重ね、徐々に日体大を突き放していく。25分には先週の帝京大戦に引き続きWTBとして起用された山岡篤樹(教4=東京・本郷)が約50メートルを走り切りトライ。さらに途中出場のCTB盛田志(スポ4=広島・尾道)が躍動。28分、32分と連続してビックゲインしチャンスメーク。「自分が入ることでチームの流れが変えられれば」(盛田)との言葉通りそれぞれトライまでつなげ、存在感を示した。終盤に1トライを返されるもここでノーサイド。8トライを挙げながらも、試合中には小さなミスやペナルティーが散見され、得点差ほどの安心感がある試合とはならなかった。
 
 この試合のテーマとして掲げたのは『責任』。ラグビーは一人の力で勝つことはできない。しかし、一人のミスで負けてしまうことはある。ピッチに立つ15人全員がそれぞれの責任を感じ、果たす。この試合の早大にはそれがやりきれていたのだろうか。たしかに勝利で試合を終えたものの、まだ不十分だろう。タックル、ハンドリング、ブレイクダウン。ひとつひとつのプレーがこれまで以上に大きな意味を持つ今後の戦い。まずは来たる早慶戦。「あくまで(関東大学)対抗戦の一戦」と後藤禎和監督(平2社卒=東京・日比谷)が語るように、気負いは必要ない。ひとりの選手としての、そしてワセダのラグビーとしての『責任』を全うするのみだ。
(早稲田スポーツ新聞会 進藤翔太)
 
後藤禎和監督(平2社卒=東京・日比谷)
――この試合を振り返ってみていかがでしたか
先週の試合の後だったので、何も引きずらないでいくというのはちょっと難しかったのかなと。でもそれを良い方向に、ある意味開き直っていくという風にもっていきたかったんだけど、全般的に硬さが出てしまったと思います。
――前半からスクラムにこだわっていたように見えました
あそこはある程度こだわっていこうと思っていた部分なので、あれはあれで良かったと思います。
――先週の帝京大戦からどのような部分を意識して練習していましたか
基本的にはディフェンスだけですね。でもその割にはやっただけの成果が得られなかったなと。
――ペナルティーの多さに関してはどう捉えていますか
レフリングとの相性うんぬんもあるんだけど、それもある程度選手たち自身でもっと早い段階で対応していかなければならなかったなと。そうしないと致命傷になってしまうので。
――良かった点を挙げるとすればどのようなところがありますか
とにかく勝てたということは大きな収穫だったと思います。後半に入って、何本か良いかたちでトライを取れたというのは自信にしていいのかなと。
――盛田志選手(スポ4=広島・尾道)、宮里侑樹選手(スポ1=沖縄・名護商工)のラインブレイクが試合中目立っていました
良かったんじゃないかと思いますけどね。本人たちがそれで自信をつけて、強い相手にもそういうプレーができるのであればすごく良いと思います。
――次戦の慶大戦に向けてはいかがですか
引き続きディフェンスを整備していきたいなと。早慶戦は早慶戦なんだけれども、ことしのワセダはひとつひとつ勝っていかないといけないので、あくまで(関東大学)対抗戦の一戦ということを意識して頑張っていきたいと思います。
 

CTB岡田一平主将(スポ4=大阪・常翔学園)
――帝京大戦からどのように切り替えてきましたか
変わったところで言えば、もっと状況判断を増やしていこうということです。自分たちのやることを少し絞って、エリア取るところは取る、攻めるところは攻めると、どちらかというと堅い選択をしていこうと徹底しました。帝京大相手になると状況に応じて空いたスペースにボールを回していくことが必要になるので、状況に応じたアタックとディフェンスをしていこうと変えました。
――何か成果は感じましたか
みんなやろうとしていることは分かるのですが、根本的な前に出るという部分で引いてしまったり、後藤監督も常に言っている前に出て止め続けないといけないということができていなかったりして、変えることを意識した分これらのことが薄れてしまったかなと思います。何を変えようと前に出ることが最善なので、しっかりとディフェンスをセットして前に出るということを忘れないようにしたいです。そういうところでの状況判断、枚数を合わせたり流すか詰めるか決めたり、きょうは前に出るべきところで受けてしまったので、そこは改善していきたいです。
――では、収穫はありますか
もちろん勝ったということは評価できますし、前半は相手ディフェンスに対応できなくて40分が過ぎてしまったのですが後半は相手ディフェンスの穴を見つけて少し遅いですが修正できた、一発で取り切れたところもあったので、そこは収穫かなと思います
――序盤はミスが目立ちました
技術うんぬんというより、ボールを持ってきちんとキープすることは大事なので、反省すべきところかなと思います。特に自分を含めBKでボールロストが多かったので。
――オフロードでミスも散見されましたが、狙っていたのか、それとも咄嗟に出たのでしょうか
咄嗟の判断でチャンスと思いやったプレーなのですが、すごく責任を感じるところですし、強いプレーで前に出て行くことが僕の仕事であり責任でもあるので、もう一度ビデオを見直して、反省したいと思います。
――キックオフを取ったあと蹴らずに回すシーンもありましたが、そこも状況判断でしょうか
プラン通りに外に回すこともあったのですが、相手にアタックを1、2回仕掛けたところで出た課題を修正できずに40分が終わってしまったので、それができたのが後半だったのですが、少し遅かったです。
――スクラムを立て続けに組むとき、FWをどう見ていましたか
この試合はスクラムで相手にプレッシャーをかけられたことが大きかったので、しっかり勝利につながったと思います。すごく助かりましたし、あそこでFWがスクラムを組みたいという気持ちを前面に出してくれたので、僕はそれを信じ、スクラムで取ってきてくれと思っていました。ああやってスクラムがしっかりしているとチームの芯もしっかり出来るので助かります。
――シーズン当初は不安視されたセットプレーも安定していますが、フロントローの選手の活躍についてどう感じますか
層の薄さで不安に思うこともあったのですが、きょうみたいにメンバーが変わっても安定したセットプレーができることに安心しますし、フロントローにとっては収獲です。
――次なる戦いは早慶戦ですが、どのような試合をしたいですか
筑波大戦、帝京大戦と落としてしまったので勝ちにこだわることが大切ですし、そのためにどんなことができるか、これから慶大の対策をどんどんして練習を積み重ねることですね。先週の帝京大戦の後も話しましたが、全国大学選手権で勝つために下を向いている暇はないので、前を向いて胸を張って慶大にぶち当たっていきたいと思います。
 

NO・8佐藤穣司副将(スポ4=山梨・日川)
――本日の試合でのチーム全体のプレーを振り返って、感想をお願いします
勝ちにいくという気持ち自体は良かったのですが、やはり一対一のディフェンスの部分であったり、組織としてのディフェンスの部分が帝京大戦のあとに練習してきた部分だったのですがあまり機能しなかったなという感じです。
――本日の試合でこだわったのはどのようなところですか
筑波大戦、帝京大戦と負けが続いていて、チームとして苦しい状況の中で、自信を取り戻すというところと、ディフェンスの組織の分と個々のタックルの部分とやってきたのですが、ディフェンスの部分があまりうまくいかなかったのかなと思いました。
――そうしたディフェンス面での課題を今後どのように克服していきますか
ワセダはディフェンスからチームの流れができていくので、まずディフェンスをダブルタックルまでしっかりと仕上げていくことができれば、もっと堅いゲーム運びができたのかなと思います。
――ご自身のプレーを振り返っていかがですか
相手はハイパントが多かったので、ハイパントキックの処理に入っていたのですが、 うまくそこで良いキャッチができないところがあったり、あと(地面に)着けばトライというところでボールコントロールを失ってしまうなど、ボールキャリアーのときに姿勢が高くなってしまうことがありました。あとはファーストタックルに入ったときとダブルタックルのときにもっと強く入って煽れるのかなというところを感じました。
――次には早慶戦が控えていますが、チームとしてどのように調整していきますか
後戻りはできないので、チーム全員が個人、個人で上だけを目指していかなければいけないなと思います。
――佐藤穣副将個人としての意気込みをお願いします
大学選手権で優勝するために大切な一戦に絶対なると思うので、それに向けてしっかりレベルアップしていきたいです。
 

 
フッカー貝塚隼一郎(政経4=埼玉・早大本庄)
――この試合を振りかえってみていかがでしたか
力を出し切ることをテーマにやってきました。ディフェンスの部分で甘さが出ていたと思います。
――どのような意気込みで試合に臨みましたか
帝京大戦で大敗して自信を失いかけていたので、自信を取り戻すために試合に臨みました。また、自分達の責任を果たすように意識していました。
――今回のスクラムの手応えはどうでしたか
スクラムの手応えはありました。しかし、ターンオーバーしきれなかったのが残念です。
――ラインアウトのスローはどうでしたか
味方がうまくサインを出してくれていたので投げやすかったです。
――FWの今回の試合での動きに対してどのような印象を受けましたか
セットプレーはよかったと思います。しかしディフェンスの連携が上手くいかなかったり、一人一人のタックルの詰めが甘いので修正していきたいです。
――この試合で見えた課題と得た収穫を聞かせてください
ディフェンスで出た課題は修正して行きたいです。勝ち切ることができたのと、セットプレーを安定させたことは収穫だったと思います。
――次回の慶大戦に向けて意気込みをお願いします
初めての早慶戦で緊張すると思いますが、自分の役割を果たせるように頑張ります。
 

プロップ千葉太一(教3=東京・早実)
――3試合ぶりの白星となりました
少しホッとしました。
――この試合全体にはどのような印象を持たれていますか
自分の運動量がもう少しあった方がいいなということと、チーム全体としてはセットプレーで相手にプレッシャーをかけていこうということだったので、そこはできたかなと思います。
――スクラムを組んで反則をもらい、再びスクラムを選択しました。自信や手応えがあったのでしょうか
先週帝京大と戦って、そこでチーム全体でスクラムに自信は付いたかなと思うので、この試合では帝京大戦でやったことをさらによくするためにやって、うまくできたと思います。
――ゴール前のペナルティーでスクラム選択をする際、フロントローから主張などありましたか
正直、モールという選択肢もあったとは思いますが、ここはスクラムにこだわりたいという思いが自分の中にはありました。
――ラインアウトも好調でした
今週はムーブを使うよりも、スローアーとジャンパーとリフターが精度高くやることを意識していたので、それはうまくいったかなと思います。
――一方、前半は特に攻め込んでのミスが多いように見えましたが、チームで話などしましたか
ミスとペナルティーで得点できなかった時間もあって、それで日体大のディフェンスに負けてしまうことがあったので、そこは修正できないと早慶戦、早明戦は厳しいかなと思います。
――次戦の早慶戦に向けて意気込みを聞かせてください
昨年は何もできなくて自分にとって一番悔しい試合になったので、今年こそ勝ちにこだわって、セットプレーから圧倒したいと思います。
 

ロック加藤広人(スポ2=秋田工)
――本日の試合の振り返りをお願いします
前半のペナルティーが多く、自分たちのペースがつかめなかったですね。後半はタックルが悪いためにペナルティーが多くなっていることを後藤さん(禎和監督)から指摘されて、ディフェンスをしっかりやっていこうと意識して入りました。前半より修正して数を減らせましたし、得点も重ねられたので、勝利できて良かったと思います。
――スクラムでの感触はいかがでしたか
ペナルティーの数を見ても相手の方が多かったので、組み勝てているとは感じました。それでも、そこからもっとディフェンスならターンオーバー、アタックならトライにつなげていくことができたかなと思います。
――ご自身のプレーに関してはどのように振り返りますか
ブレイクダウンで相手に前を取られて抜かれてしまうかたちはあったので、そこはみんなで改善していく必要があると感じました。個人的な部分に関してはもっとボールをもらいにいく、ディフェンスならしっかりとタックルに入る、プレーに絡むことが必要だと感じました。
――次は早慶戦となりますがどのような準備をしていきたいですか
早慶戦といって身構えることはないですが、出てきた課題を修正して臨めるようにしていきたいです。それで試合を勝ち切り一勝一勝を積み上げていきたいです。
 

ロック桑野詠真(スポ3=福岡・筑紫)
――この試合を振り返ってみていかか
きょうのゲームテーマとして、責任ということがありました。帝京大戦からの一週間、帝京大戦でできなかったディフェンスの部分にフォーカスしてやってきたんですけど、そういう一対一のディフェンスのところで個々のタックルが甘いところが多かったので、少し緩いゲームになってしまったのかなと思います。ディフェンスのところでそういう責任を果たせなかった結果としてだめだったかなと思います。
――前半は苦しい時間が続いていたように見えました
スクラムとかで時間かかっていたのもありますし、FWでプレッシャー掛けられていたと思うので、得点としては動かなかっただけでそんなに焦ってはいなかったです。
――スクラムにはこだわっていたのでしょうか
スクラムに関しては力量差があったので、そこはこだわって狙っていこうと思っていました。相手も嫌がっていましたし、良かったと思います。
――雨の影響はありましたか
いや、そんなになかったですね。
――この試合のテーマは責任、ということでしたが、その出来はいかがでしたか
さっき言った通り、一人一人のタックルが甘かったという部分ではまだまだかなと。自分としてもセットプレーのところでミスもありましたし。修正すべきポイントは多くありました。
――セットプレーではどのような課題がありましたか
キックオフのところですね。連携がうまく取れていなくて。相手がノックオンしてくれたんですけど、もっと前に出てクリーンキャッチしたかったです。
――次戦の早慶戦に向けてはいかがですか
あと2戦、(関東大学対抗戦は)慶大戦と明大戦しか残っていないので、しっかり準備したいと思います。早慶戦だからといって気負う必要はないし、勝たなければ後がないので、練習から勝ちにこだわって、結果を求めて一戦一戦絶対に勝っていきたいと思います。
 
SO浅見晋吾(スポ4=神奈川・桐蔭学園)
――この試合を振り返っていかがでしたか
ミス、ペナルティーのオンパレードだったなと。そういう試合をしたら、このような結果になるのも当然だと思います。
――雨の影響はあったのでしょうか
そうですね。ありました。
――帝京大戦後はどのような課題がありましたか
ディフェンス面の修正をしました。
――どのようなことを意識してゲームに臨みましたか
この雨の状況だったので、キックを使って敵陣に入るというエリアマネジメントをしっかりしようと思っていたんですけど、そのまえにミスやペナルティーが起きてしまってあまりうまくいかなかったですね。
――前半はあまり前に出られていない印象でした
そうですね。そういう部分もペナルティーにつながってくるのかなと思います。
――終わってみれば8トライを奪う結果となりました
もうちょっと取りたかったですね。
――コンバージョンキックについてはいかがですか
コンバージョンとドロップは精度も上がってきて良くなってきたかなと思うんですけど、エリアを取るためのキックはあまりにもひどいので、あと2週間で修正していきたいです。
――同じラグビースクール出身の山岡篤樹選手(教4=東京・本郷)、鈴木亮選手(教4=神奈川・桐蔭学園)と揃ってのスタメン出場となりましたがいかがでしたか
このような機会は初めてだったので、3人揃って試合に出られたというのはすごく嬉しいですね。
――なにかそれについてお二人とは話されたりしたのでしょうか
3人で一緒に揃って入場しようと決めていました。
――次戦は大事な早慶戦になります。意気込みはいかがですか
失うものはないので、思い切ってやります。
 
CTB久富悠介(文構4=福岡・小倉)
――前半はなかなか点差が開かなかったですが、振り返っていかがですか
相手の出てくるディフェンスに対応できなかったというか、修正できなかったことで攻めあぐねたり、いいアタックができなかったのが原因かなと思います。
――チームとして大きなゲインができなかった印象がありますが、その点はいかがですか
まず積極的に敵陣に入っていこうということで、キックでしっかりエリアを取ろうということでした。そのキックを蹴る前のアタックであまりうまくいかず、いいかたちでキックを蹴れなかった場面が多かったです。そこをもっとBK陣で話し合いながら試合中で修正できたらよかったかなと思います。
――雨の影響もありスリッピーな状況でハンドリングエラーも多かったですが、プレーした側としてはいかがでしょうか
FWがスクラムでいいセットプレーをしてくれている一方で、ベーシックなところでBKでのボールロストが多かったので、そこはもっと精度を高めていかないと戦っていけないなと感じています。
――以前にインサイドブレイクを課題に挙げていましたが、そこはいかがでしたか
そんなにディフェンスのシーンも多くなかったのですが、それでも全体として前に出て強く体を当てるというディフェンスのシーンがあまりなかったので、(相手の)ディフェンスを受けてしまった結果のペナルティーでした。そこは前に出る部分はぶらさずにやっていきたいと思います。
――今回の結果はポジティブに捉えているのか、それとも課題が多かったと捉えていますか
まず勝ち切ったという部分はチームとして評価して、後半BKが修正してスコアを取れたということはいいかたちとして捉えていいんじゃないかと思います。
――次戦はいよいよ早慶戦ですが、意気込みはいかがでしょうか
まずは疲れを取って、練習から精度を高くこだわって、もう一度チーム一丸となってやっていきたいと思います。
――CTBは盛田志選手(スポ4=広島・尾道)も復帰し、ポジション争いがさらに激しくなっているのではないでしょうか
そうですね。志以外にもたくさんCTBはいますし、みんなが赤黒や早慶戦の舞台を狙っていると思います。刺激し合いながら高め合いながらやっていければと思います。
 

CTB盛田志(スポ4=広島・尾道)
――きょうは途中からの出場となりましたが、なにか意識したことはありますか
最近途中から出場が続いており、自分が入ることでチームの流れが変えられれば、もっと盛り上がれればと意識して入りました。
――前半、ベンチからチームの試合を見ていてどのように思われましたか
勝っていたので悪くはないのかなと思いましたが、簡単なミスなどが続いており、取りきれていなかったと思いました。ここでひとつゲインできているなどの勢いがつくプレーがあれば、もっと点数が離れたのではないかと思います。
――ご自身のアタック面を振り返って、どのように思われますか
自分がアタックで活躍したぶん、岡田主将が敵を引き付けてくれていたので、運が良く自分が目立っただけだと思います。
――早慶戦へのポジション争いがあるかと思いますが、どのようにアピールしていきたいですか
きょねんの早慶戦は直前でメンバーを離れてしまったので、出たいという強い気持ちはあります。特別何をするということではなくいつも通り体万全の状態で、全力でぶつかっていきたいと思います。