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​​​​​​​【新入生紹介/第5回】小野史裕(スポ2=東京・本郷) by早稲田スポーツ新聞会

――ラグビーを始めたきっかけは何ですか
今慶應で活躍している福澤慎太郎という選手がいて、中学3年生の時に彼と仲が良かったので、高校で部活を迷っている時に彼から「ラグビーを始めたら」と言われたのがきっかけで始めました。

――早大に進学すると決めた理由は何ですか
早稲田に行きたいという気持ちはずっとあったので、早稲田に進学を決めました。

――ラグビーをやめるという選択肢はなかったのですか
選択肢としてはありました。実際に昨年は全くやっておらず、ラグビーサークルに入っていました。

――1年経って、ラグビー部に入ろうと決めた理由は何でしょうか
昨年はハードなラグビーはしていなかったのですが、その中で福澤くんが秩父宮の早慶戦で活躍しているのを見ました。彼のようになりたいと思ったのではありませんが、高校の同期が活躍しているのを見て何もしていない自分が情けなくなったというか、自分ももう一度頑張ってみようかなと思いましたね。

――本郷高校出身の新入生が多い印象ですが、高校の頃のチームメイトが多いことについてはどのように感じていますか
やはり心強いですね。同期が3人と一学年下が3人という組み合わせなのですが、自分とは後輩とも仲が良かったですし、後輩としてではなく本郷としての仲間が6人いて、スタッフとしても1人入ってきているので、7人の高校の仲間がいるというのはとても心強いと思います。

――体育会のラグビー部に入り、一番強く思ったことは何ですか
早稲田のラグビー部員として何かをしたわけではないのですが、早稲田のラグビー部の組織の中にいるという自覚や誇りのようなものは、生意気ですが持ってはいますね。

――本郷高校から早大に進学するというのはよくあることなのでしょうか
本郷高校には国公立大を目指す特進コースと私立大を目指す進学コースがあり、大体進学コースの生徒が目指すのは早慶です。また、本郷高校の雰囲気として早稲田のような空気感があるので、早稲田に進学したいという人はたくさんいますね。

――小野選手が思うラグビーの魅力は何でしょうか
どのようなスポーツにもいえるかもしれませんが、やはり人を熱い気持ちにすることができるところですね。そこがラグビーの魅力だと思います。

――自分が一番熱くなった瞬間というものはありますか
高校時代ですね。本郷高校は円陣の声かけをキャプテンがするのではなく、盛り上げ隊長であるパッションという役割の人間がやります。自分がそのパッションだったのですが、東京都の決勝で円陣のかけ声をした時が、一番気持ちが高ぶりましたね。そこで盛り上げて花園に行くぞという気持ちを作ったことを良く覚えています。もちろんプレー中も熱くなった瞬間は多くありますが、一番と聞かれるとその瞬間が浮かびます。

――ご自身の強みは何でしょうか
サポートプレーかなと思います。ボールを持って相手にヒットしている選手に対して体をつかんで倒れないようにして前に進めるプレーです。その選手が倒れた時にはボールが奪われないように自分の体をかぶせて、強い姿勢を作ります。そして、そのラックで負けないようにするというところでは、高校時代から負けないように、そこでターンオーバーされないようにということは心がけています。

――小野選手にとってラグビーはどのようなものですか
大げさに言うと生きがいかなと思います。昨年1年間何もしていなくて、「俺は何のために生きているのだろう」だとか「俺はこのままで良いのかな」とずっと思っていました。それがラグビー部に入って、今はこんなふうに忙しくなってきて、きついことも嫌なこともあります。しかし、やはりラグビーをやっていて「今日も頑張った」と思えた時は達成感といいますか、「やっていて良かった」と感じるので、生きがいだと思います。

――早大の現役選手の中で尊敬している選手はいらっしゃいますか
僕とはプレースタイルが全く違うのですが、やはり同じポジションで早い時期から活躍しているという点で相良昌彦さんを尊敬しています。相良さんは試合で動き続ける体力や、当たっても倒れない強さがあるので、すごいです。

――今年の目標を教えてください
まだボールを触れていなくて、体を鍛えるだけのトレーニングスコットにいるので、まずはそこを出てボールを触って、自分のプレーをアピールできるところに行きたいと思っています。

――卒部するまでに成し遂げたいことを教えてください
やはり赤黒を着ることですね。赤黒を着て、高校でラグビーを始めたきっかけであり、大学でもう一度ラグビーをするきっかけとなってくれた福澤慎太郎と、早慶戦で同じピッチに立つということを目標にしていきたいと思います。