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2024
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【部員紹介/第18回】清水一志(3年・SH・早稲田実業)

早稲田大学ラグビー蹴球部に所属する2~4年生の選手・スタッフが相互インタビューで理解を深める連載企画、第18回は清水一志(3年・SH・早稲田実業)。

取材:前田知暉 構成:早稲田大学ラグビー蹴球部広報 写真:鳥越裕貴

自分を一番表現できるもの。

幼少期に一番強い大学が早稲田で、早慶戦や大学選手権の決勝など地上波で見る機会も多く、自然とアカクロジャージに憧れていった。赤と黒のジャージがシンプルにかっこよかった思い出がある。

そんな憧れもあり早実に進学したが、入学時の早実は強豪校ではなかったし、正直、花園に出場することは現実的に無理だろうと諦めていた部分があった。しかし、必死に努力した結果花園に出場することができたことで、無理だと思っていたことでも自分の取り組み次第で結果を変えられるということを経験でき、人生で一番うれしかった瞬間となった。

喜びを与えてくれた花園は同時に悔しい思いも清水に残した。目標にしていた「年越し」を達成できなかったことだ。早実では久しぶりの出場となった花園で、周りからのプレッシャーも感じる中で結果を残せなかったことが悔しかった。

今年の目標はシニアでプレーして試合メンバーに絡むこと、そのためにジュニアの練習の中で誰よりもコールをし、高い運動量を意識している。スクラムハーフとして最も重要なフィットネスの部分とコミュニケーションの部分でもっと自分をアピールして、アカクロジャージの争いに食い込んでいきたいと考えている。そして、下のチームからでも試合メンバーに絡むことができることを証明して、全員がもっと上を目指せる雰囲気を作りたい。

1年生の時に下のチームからでもアカクロを着れるという証明や、下からの押し上げこそがチームの優勝に欠かせないものであるということを優勝した四年生の先輩方から強く感じたからこそ、今度は自分がその立場としてチームを引っ張っていき、後輩へ自分のこのチームでのあるべき姿を示していかなければならないと思っている。

早稲田ラグビーとは自分を一番表現できるものであり、自分を語るうえで早稲田ラグビーを切り離すことはできないくらいのものとなっている。昔からの憧れだった早稲田ラグビーで、思う存分自己表現したい。