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【部員紹介/第36回】鏡鈴之介(3年・LO・早大学院)

早稲田大学ラグビー蹴球部に所属する24年生の選手・スタッフが相互インタビューで理解を深める連載企画、第36回は鏡鈴之介(3年・LO・早大学院)。



取材:米重颯己 構成・写真:早稲田大学ラグビー蹴球部広報

人間として成長できる場所。

5月8日の春季大会東海戦。鏡鈴之助は5番を背負ってグラウンドに立っていた。今年の目標が「対抗戦全試合スタメン」である彼にとって、それは秋に控える目標達成のためのスタートラインだったはずだ。

今でこそ激しく体を当てる鏡も、中学までは野球少年だった。塾との両立が大変で、早大学院に合格した時が人生で一番うれしかったと語る。

高校では兄と同じアメフトをやろうとしていたが、先輩の佐々木奎介(4年)に誘われ、ラグビー部に入る。そのまま3年間ラグビーを続け、花園予選で成蹊高校に負けて引退。この時が人生で一番悔しかったが、勉強に集中するために大学でラグビーを続けるつもりはなかった。

しかし、新人練の前に高校の監督と話したことで、アカクロを目指して早稲田大学ラグビー蹴球部に入部することを決意する。

昨季対抗戦の筑波戦で初めてアカクロを着た鏡は、今年から委員にも選ばれた。今年のスローガンである「Be Hungry」を体現すべく、LOとして体を当て週6でパンプもしている。そんな鏡にとって、早稲田ラグビーは「人間として成長できる場所」である。

人間としても、選手としても大きく成長し、自身が掲げた目標を達成してチームに貢献したい。