早稲田大学ラグビー蹴球部に所属する2~4年生の選手・スタッフが相互インタビューで理解を深める連載企画、第37回は鈴木大世(2年・SH・玉川学園)。
取材:細川大斗 構成・写真:早稲田大学ラグビー蹴球部広報
全力を尽くす。
もともと早稲田の展開ラグビーが好きで、自分でもやってみたいと思っていた。最終的に早稲田を目指す大きなきっかけとなったのは、2年前の大学選手権決勝での明治との試合から。対抗戦で大敗したチームがなぜ1ヵ月後には優勝できるまで成長できたのか、それが知りたかった。
早稲田の指定校推薦を勝ち取れた大きな理由は、世界共通の教育プログラムである「国際バカロレア(IB:International Baccalaureate)」の資格を取れたからだそうだ。IBの資格を取るためには英語ですべての授業をやって、最終試験に合格しないといけない。語学力がゼロに近い状態から資格取得のために中高を過ごしたてきたので、取れた時は人生で一番うれしかったと語っていた。
そんな彼が人生で一番悔しかったのは高校最後の試合。強豪との試合で自分がやってきたことが通じず、何もできないまま負けたことで無力感を抱いた。また、新人練習に途中から参加したことを後悔している。新人練習は自分の覚悟を見せるもの。それが途中からの参加になったことを本当にもったいないことをしたと言っていた。
アカクロを目指す日々を積み重ねているが、まだ自分の長所は見つけられておらず模索中とのこと。強みを見つけるためにノートを書き始め、自分に何ができて何ができていないのかを理解することに努めている。早稲田のSHを体現するために判断力を武器にしたい。
自分自身を成長させてくれるこの場所で、全力を尽くす。