早稲田大学ラグビー蹴球部に所属する2~4年生の選手・スタッフが相互インタビューで
理解を深める連載企画、第61回は藤井将吾(2年・FL/LO・早稲田摂陵)。
取材:茂木陸生 構成:早稲田大学ラグビー蹴球部広報 写真:鳥越裕貴
己のすべてをぶつける。
高校時代、早稲田大学ラグビー蹴球部の出身だった担任に勧められ、早稲田大学ラグビー蹴球部への入部を決意。憧れを抱いた早稲田大学に入学できたことが人生で最もうれしいできことだ。
高校時代は2年の春大会で試合のメンバーから外されたことが悔しい思い出として残っている。中学時代にまじめにラグビーと向き合っていなかったことを後悔した。だが、その経験を糧に現在は真剣にラグビーやチームメイトと向き合い、自身の成し遂げたいことのために日々の練習に励んでいる。
今年成し遂げたいことというのは、もちろんアカクロをつかむこと。そのために今シーズンの目標として、昨年から感じているフィジカルの差を埋めるための体重増加・ウエイト重量増加、トップチームでプレーする上で感じる自分にはまだ足りないスピード感を身に着けるためのスキル向上を掲げている。
また、彼は今年度ラグビー部寮への入寮を果たし、目標であるアカクロへと一歩近づいた。本人曰く、「自分には才能があるわけではないから、誰にでもできることを常に100%でやり続ける。周りから信頼される選手になれるようチームのために体を張る」と力強く宣言している。
彼にとって早稲田ラグビーは「本気になれるもの」であり、レベルの高い環境でプレーするには本気で取り組まないと押しつぶされてしまうような存在だ。
そんな思いから高校までのラグビー人生では出し切れていない自分の力を引き出してくれるような、今まで中途半端な気持ちだった自分を変えてくれるような居場所として、早稲田ラグビーに己のすべてをぶつける。