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2024
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ジュニア選手権/慶應大学戦展望

関東大学ジュニア選手権が開幕し、初戦に臨んだ早大B。明大B相手に7-47と悔しい結果に終わった。攻守ともに明大Bの圧力を受け、セットプレーをものにすることができなかった。1ヵ月が経ち、成長してより強いチームになった姿を見せつけられるか。次戦の慶大戦が正念場だ。

明大とは夏合宿中に行われた試合で接戦を展開。しかし、ジュニア選手権では一転、夏シーズンで見せていた鋭いタックルや我慢強いディフェンスをできず、夏からの課題であるアタックやセットプレーでの課題も露呈。しかし、ロック村田陣悟(スポ2=京都成章)のフィジカルの強さや、前田知暉(社3=大阪・東海大仰星)が光るなど収穫のある場面も見られた。

村田は明大戦でチームが押されている中、相手プレイヤーを振り切りゴール中央ヘ力強いトライ。前田は劣勢の中でもボールキャリーのスピード、ディフェンスの両面で安定したプレーを見せ、フィールドで輝きを放った。前節の反省を生かし、セットプレーの成功率を上げアタックの起点を作っていくこと、そして、ディフェンスの調子を戻すこと。これらが慶大戦の勝敗を左右するだろう。


前節の明大戦でスクラムを組むFW

今試合は、フロントローにプロップ小沼宏太(スポ4=茨城・清真学園)、フッカー宮武海人(政経4=東京・早大学院)、プロップ木村陽季(社4=東京・早実)の3人を起用。 Aチームのリザーブとして関東大学対抗戦にも出場しているその経験値と、4年生としてのリーダーシップでいかにチームに勢いをもたらすかに注目したい。

さらにSOとして出場する伊藤大祐(スポ2=神奈川・桐蔭学園)のゲームメイクや、対抗戦の立大戦でトライを挙げたCTB平田楓太(スポ3=福岡・東筑)らBK陣からも目が離せない。


慶大戦ではSOとして出場する伊藤

対抗戦開幕3連勝と好調な早大A。早大Bもこの慶大戦で勝利し、チーム全体の勢いにさらなる追い風を吹かせたい。念願の『荒ぶる』へ向ける道程はジュニア選手権の結果が一翼を担っている。残りの試合を全勝で締めくくれるか。勝負の一戦が待ち受ける。

記事 水島梨花、写真 塩塚梨子(早稲田スポーツ新聞会)