早稲田大学ラグビー蹴球部に所属する2~4年生の選手・スタッフが相互インタビューで理解を深める連載企画、第71回は伊藤大祐(2年・SO/CTB/FB・桐蔭学園)。
取材:神亮輔 構成:早稲田大学ラグビー蹴球部広報 写真:鳥越裕貴
夢中になれる空間。
将来のことを考えた時に早稲田でラグビーをしたい、するしかないと思った。BKが強く、FWをうまく使ったラグビーをするところに惹かれた。ここでなら自分のレベルアップのために身につけたい武器があると感じたのが早稲田に進学した理由だ。
伊藤大祐はポジティブでユニークな人間だ。「人生で最もうれしかった瞬間」を聞けば、毎日の生活の中にうれしいことを見出す発想をしているため最も嬉しかった瞬間は決められないと答えるし、「最も後悔していること」を聞いたら、もっとピアノを習っておけばよかったと答えた。最初は冗談かなと思った。しかし、ピアノから得られるリズム感がラグビーにも生きるのでもっとやっておけばよかったのこと。規格外の男だ。
今年はチームの目標である「荒ぶる」獲得と、自分の目標である1試合3回のラインブレイクを成し遂げたい。そのためにすべてにおいてレベルアップする。去年の試合でまだまだレベルアップが必要だと感じたからだ。そして、チームが苦しい時にその状況を打開できるような強みのランでチャンスメイクしたい。
この部での時間を夢中になって過ごしている。誰も追いつかない速さで駆け抜けた先に、きっと「荒ぶる」が待っている。