2023シーズンのはじまりと共に、自分たちのラストイヤーで「荒ぶる」をつかむため、4年で心合わせをする合宿を実施致しました。この合宿は3月11日、12日の2日間でおこないました。
大学選手権決勝で敗れてしまった、2022シーズン。
なぜ、決勝戦で大敗を喫してしまったのか、そもそも大学日本一を目指すチームの最上級生には何が求められているのか、この合宿を通して、4年生全員が「本音」で語り合い、自分たちのチームをどうしていきたいか、深く議論を重ねました。
3月11日
・カリキュラム①
株式会社トライアンフ様のご協力のもと、モチベーショングラフを用いて自身の心理状態・現在地を客観視すること、そして自身の強み弱みをグループ内で共有し、お互いの状況とチームでの立ち位置をメンバーと話し合いました。お互いに知らなかった一面を共有し合うのは、最初は抵抗があったものの、徐々に本音で話せるようになり、同期の新たな姿が垣間見えました。
・カリキュラム②
宿泊先であった「静岡県つま恋リゾート 彩の郷」独自の研修プログラムを受講しました。与えられた課題や試練を仲間と考え、実践していく体験学習型のプログラムで、4時間かけて頭と身体をフル回転させました。
3月12日
・カリキュラム③
前日の研修を経て見えてきた各自の弱み、強みをもとに、自分たちにとって理想のチームに向かうためには、各々に何が求められ、チームにはどのような要素が必要になるのかを考える時間としました。自分たちで考えて掲げた「WASEDA FIRST」というチームスローガンに対して、実際にどのような行動をしていくか、全員で話し合いました。
・カリキュラム④
カリキュラム①~③を通して見えてきた自分自身、4年生全体、チームの様子を鑑みて、ラストイヤーの1年間のコミットメントとして、
①4年生として目指す「自分」の姿
②具体的にどのようなことに取り組むか、行動するか
をひとりひとりが全員に向けて発表し、チーム全体としての在り方を見つめなおしました。
2日間の合宿を経て、本音でぶつかり合い、本気で大学日本一を目指すチームとしての結束が感じられました。お互いに知らなかった部分を知り、弱みにも向き合いながら、チームとしてあるべき姿を追求でき、非常に有意義な時間となりました。
合宿を経て、伊藤主将に今のチームはどう映っているのか。
合宿が4年の雰囲気をどのように変え、今後4年をはじめどのようなチームを築き上げていきたいのか、主将の視点を聞いてみました。
<伊藤主将>
合宿中に、自身の目標やチームの向かうべき姿について全員の前で宣言したこともあり、みんなの意識は高まっていると感じる。しかし、合宿から時間が経過している今、宣言した目標に対してストイックになれていない仲間も見受けられるので、もう一度初心に振り返ることがチームのこれからに大事だと思っている。
今年のチームの主将として、みんなで取り組もうとしていることを最後までやり切れるチームになりたいと思うし、そういうチーム作りに尽力していきたいと考えている。
合宿で深く会話し、みんなの意志を統一できた。今後も続けて、今年の大学日本一に向け、本気で取り組める人がどれだけいるかが大事になると思う。まずは、リーダー、4年が率先して引っ張っていくべきだと感じているし、4年からチームを作り上げていきたい。
4年生に残された時間も、あと8ヵ月。
最後に、国立の舞台で「荒ぶる」を響かせられるよう、この合宿を経て感じたこと、考えたことを1日1日体現していくのみです。