合宿18日目は、天理大学CDE戦が行われました。
◇天理大学C戦
前半6分、早稲田がアタックを重ねていたところ自陣でインターセプトを決められ、天理が先制トライ。センターラインで佐々木豪正(2年/WTB)から山下一吹(3年/FB)への飛ばしのパスが通り、大きくゲイン。最後は藤井雄士(1年/CTB)から岡村圭悟(4年/LO)へのキックパスで連続トライを決める。センターライン付近でのスクラムでペナルティを取られ、自陣深くまで攻め込まれるものの、FWのディフェンスの粘りが功を奏し、ボールの主導権を取り戻す。
後半開始は膠着状態が続いた。敵陣深くまで攻め込む場面もあったが、ペナルティを許してしまい、なかなか得点に繋がらない。攻防が続いたのち、後半30分、天理にトライを許し19-21で窮地に追い込まれる。後半43分、ノータイムで敵陣に攻め入りペナルティを奪う。2点差の状況で早稲田はショットを選択。早稲田の勝利は島田隼成(1年/SO)に託された。帝京C戦と同じ状況の試合運びに、大勢の観衆が固唾を飲み、ボールの行方を見守った。島田のキックは見事成功し、22-21で勝利を収めた。
吉岡麟太朗(4年/SO)
今日の試合では、相手のフィジカルやブレイクダウンで圧力を受けてしまった場面もありましたが、これまでの練習で培ってきたアタックやディフェンスをだして勝ち切ることができました。合宿をいい形で締めくくれるよう、明日の試合も頑張ります。
山本竜大(3年/No.8)
合宿最終戦でCDEすべてのカテゴリーのチームが勝利で終えることができ、とても嬉しいです。
自分の強みを出せたとともに、足りない部分も明確になったので、上井草に帰ってからの練習でさらにレベルアップしていきたいと思いました。
◇天理大学D戦
前半は2本続けてトライを奪われ、中盤まで苦しい時間帯が続いた。だが、前半32分にマイボールラインアウトから島田隼成(1年/SO)が抜け出して、待望のトライを獲得。その後も、山下恵士朗(1年/WTB)がステップで敵の合間を縫ってトライをあげ、果敢に喰らいつくも、14-19で5点をリードされて試合を折り返す。
後半は、小澤アンディ(3年/WTB)が相手のラインアウトからの展開を2本インターセプトしてトライを挙げるなど、最後まで攻撃の手を緩めず、40-26で勝利を挙げた。
小澤アンディ(3年/WTB)
まずは合宿最終戦の天理大学さんとの試合に勝ち切れたことを嬉しく思うと同時に、自分の強みを遺憾なく発揮できた試合でした。この合宿を通してチーム全体、そして個人ともにレベルアップしていることを実感しています。応援ありがとうございました。
小林光晴(1年/LO)
チームとしては、前半苦しい時間が続きましたが後半に巻き返し、勝利することが出来て良かったです。
個人としては、接点で負けてしまい、セカンドマンとしての働きもあまり出来ず課題が多く残りました。この反省を忘れず、もっと泥臭くプレーしていきたいです。
◇天理大学E戦
前半6分、敵陣5m付近でのスクラムでペナルティを獲得すると、クイックスタートから再開。平塚英一朗(2年/SH)が勢いよくインゴールに飛び込み、先制トライに成功する。
その後自陣でのディフェンスが続くが、足立慎太郎(2年/CTB)の低いタックルが流れを変える。一気にカウンターで攻撃を仕掛け、陣地を大きく回復することに成功した。
その後もトライを重ね、35-7で勝利を飾った(雷のため、後半5分で試合中止)。
足立慎太郎(2年/CTB)
応援ありがとうございました。
今日の試合ではディフェンスでプライドを見せることができたと思います。アタックではしっかりコミュニケーションをとった中で、勢いのあるアタックができたと思います。対抗戦に向けて一つでも上のチームを目指して頑張っていきたいと思います。
菊川迪(1年/SO)
DFが強い相手に対して前に出られない時間帯もありましたが、勝利することができて嬉しく思います。明日の練習から今日出た課題に向き合って成長していきます。
明日は菅平サニアパークDグラウンドにて天理大学AB戦が行われます。
明日のメンバーは以下の通りです。
夏合宿の締めくくりとなる最終戦、熱い応援の程宜しくお願いします。
文・写真=早稲田大学ラグビー蹴球部広報チーム