平素より早稲田大学ラグビー蹴球部の活動に温かいご声援をいただきありがとうございます。
今回は、2月10日に弊部員が参加したタグラグビー教室の様子をお届けします。

埼玉県戸田市立美谷本小学校よりお声がけをいただき、5年生を対象としたタグラグビー教室のサポートを行いました。
弊部からは4名が参加させていただき、小学生へのアドバイスをしたり、実践練習の相手を務めたりするなど、充実した時間を過ごすことができました。
参加した4名の部員から感想を聞きました。
粟飯原謙(新4年)

「子ども好き」という単純な理由で参加を決めた今回。競技歴14年の自分なら、難なく教えることができるだろうと考えていました。しかし、実際に教え始めると思うように伝わらず、必死に理解しようとしてくれる子どもたちを目の前に申し訳なさを感じていました。
ただ、そんな中でもボールを前に投げたり、オフサイドしたりして笑う子供達を見て、単に技術やトライの取り方を教えるだけでなく、チームプレーの楽しさを伝えることこそが大切なのだと気づきました。
そんな無垢な子どもたちがトライを決めた瞬間の喜び、ハイタッチを交わす無邪気な笑顔に触れるたび、自分の競技に誇りを持てた気がします。
僕も理由もなくラグビーボールをキャッキャと追いかけていたあの頃を思い出し、直向きにラストシーズンを走り抜けたいと思います。
美谷本小学校のみんなへ
忘れかけていた大切な気持ちを思い出せた時間でした。休み時間の鬼ごっこや、給食のじゃんけんの時間――懐かしさの連続でした。卒業して離れ離れになる前に、地元の友達と北風祭で思い出をたくさん作ってほしいです。でも、楽しい時間を過ごした後は、お父さんやお母さんのお手伝いを忘れずに。それが、素敵な大人になる一番の秘訣です。
楽しい時間をありがとう。
田中勇成(新4年)

エネルギー溢れる子供達と一緒にタグラグビーをすることで、自分もとても元気をもらえましたし、スポーツやラグビーを単純に楽しむ重要性などを子供達から改めて教えてもらいました。
またこのような活動を通して、子どもたちに憧れられる存在になれるように頑張っていきたいです。
堀越敬太(新3年)

タグラグビー教室で小学生に指導する中で、子どもたちの元気さに驚かされました。最初はラグビーの楽しさを伝えるつもりでいましたが、彼らの素直さや明るさに触れ、逆にこちらが学ぶことが多かったと感じています。
また、ルールや動きの飲み込みが早かったことにも感心しました。初めてのプレーにも関わらず、どんどん吸収し、楽しみながら挑戦する姿勢は、とても印象的でした。
今回の経験を通じて、技術を教えるだけでなく、スポーツを楽しむ気持ちの大切さを改めて実感しました!
丸橋怜央(新3年)

今回、普及活動の一環として、戸田市立美谷本小学校を訪問し、タグラグビーの授業に参加させていただきました。子どもたちにラグビーの楽しさを伝える貴重な機会を持てたことを、大変嬉しく思います。
最初はパスなどの基本スキルやルールを覚えるのに苦戦する子もいましたが、一緒にプレーするうちにどんどん積極的になり、最後には笑顔で走り回る姿がとても印象的でした。タグラグビーを通じて、小学生同士が喜怒哀楽を分かち合う瞬間に立ち会えたことで、この活動の意義を改めて実感しました。
また、私たち自身にとっても、子どもたちと接することで初心を思い出し、ラグビーの魅力を再確認する貴重な時間となりました。今後もこのような活動を通じて、より多くの方にラグビーの魅力を伝えていきたいと思います。
最後に、ご協力いただいた先生方や関係者の皆さまに、心より感謝申し上げます。
小学生の元気いっぱいの姿勢に、私たち部員も多くの刺激をもらうことができました。
今回のタグラグビー教室を通じて、ラグビーの楽しさや奥深さが少しでも伝わっていれば嬉しく思います。
ここから2025シーズンの本格的な練習が始まります。皆様に応援していただいていることを忘れずに、「荒ぶる」獲得に向けて今後も精進してまいります。
引き続き、温かいご声援のほどよろしくお願いいたします。
文・写真=早稲田大学ラグビー蹴球部広報チーム